2020.05.28 Thursday

リペア ファイル その656

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    Epifhone Shinichi Ubukata ES335 / ネック折れ接着・タッチアップ塗装

     

    エピフォンの”生形真一シグネーチャーモデル” ESー335。生方氏は”ELLEGARDEN”〜”Nothing’s Carved In Stone”のフロンマンでありギタリストですね。彼を地元で行われるフェス『中津川ソーラーブドーカン』で観ていますが熱烈なファンが多いと感じました。

    生方氏にはカリスマ性がありますね。(それゆえシグネーチャーが販売がされるのか)

     

    ネックがヒビが入り「ネック折れ」状態でした。ギブソンの335のヘッドはネック一体型ですが廉価版のエピフォンでは”継ぎネック”なのでそこにヒビが入ったのです。

      

    今回は接着剤を注ぎ圧着することで元の状態に戻すことにしました(補強材なしで大丈夫と判断)。

     

    ヒビ断面の面積が広く、これならば接着剤だけで十分な強度が出ます。

      

    目違いを取るため一部生地が出てしまったので部分塗装(タッチアップ塗装)しました。

     

    トレードマークの”髑髏マーク”を残して仕上げてあります。

      

    塗装〜サンディング〜バフで元通りのブラックビューティーになりました。

     

    ヘッドはやや大振り。

      

    ピックガードにはEpifhone”E”の頭文字をデザイン化したものが入っています。

     

    バリトーンスイッチが付いていて多彩な音作りが可能です。

      

    おまけに”Bigsby"のトレモロまで搭載されていてカッコいい!

     

    このFホールは”ダイアモンド・シェイプ”と呼ぶそうな。細部まで生方氏のこだわりが見えました。

      

    これからもエピフォンから新たなシグネーチャーモデルが生まれる予感がします。

     

     

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    #ギター修理#修理専門店#リペア・カスタム@9notes guitars#custom #guitar#Remodeling guiter#リペア

    2020.05.20 Wednesday

    リペア ファイル その655

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      Fender Japan ST62-58US 3TB/ スモークド乾燥処理・レリック マルチレイヤード塗装・フレット交換・ナット交換・アッセンブリ交換・キャビティシールド処理

       

      1999〜2002製のフェンダージャパン ストラトキャスター(3Tone sunburst)をモディファイ(Modify)しました。

      最近”高級レリックギター”で流行っている『レリック マルチレイヤード塗装』に挑んでみました。これは第2弾です。第1弾は『リペアファイルその651』http://9notes.jugem.jp/?eid=877

       

      3トーンサンバーストのボディ/ローズネックを30時間燻します。この”スモークド乾燥”によって材の安定化と音の伝導率を向上させています。

      ガス化された煙が媒体として木材内部まで熱を伝え細胞に変化を与えます。

       

      指板のアールは円錐形に加工(コンパウンドラディアス指板)し、元々7.25インチRだったのを1フレットは9.5R、21フレットは10Rに変更してあります。

        

      フレットはミディアムゲージのJESCAR #55090に交換しました。

       

      PUは元々付いていた『USAオリジナルVintagePU』、ポット類はCTS製に5wayはCRL製にアウトプットジャックはスイッチクラフト製に交換してあります。

         

      配線材はベルデン#8503に、コンデンサーは”オレンジドロップ”0.047uF400V、キャビティ内には導電塗料を塗り、ピックガードはアルミと銅箔でシールドしてあります。

       

      多層塗装(マルチレイヤード塗装)にするべく、サンバーストの上に白色を吹いてサンバーストを消したうえ、オレンジペール色の塗料を吹き付けました。

      使った塗料はTAMIYAのLP-66https://tamiyashop.jp/shop/g/g82166/(これを色見本としてください)色はライティングや写真の露出で変化していますので、このブログの写真の色はあくまで参考程度でお願いします。

       

      フレットのエッジは立ち気味にしてあります(第1弾でやったように丸め処理はしてありません)ヴィンテージスタイルなストラトに仕上げていますが、フレットワークはモダン系にしてあるところがハイブリッド。

        

      ナットはオイルドボーンに交換してあります。

       

      ブリッジはフェンダージャパン純正ですが米国基準ピッチの11.2弌フェンダージャパンでよくある10.8个茲螢錺ぅ匹任后

        

      ネックはサテン仕上げ。

       

      ハードレリックとまでは行きませんが、角はすり減っている感じを出してあります。(きれい系のレリック)

        

       

      マルチレイヤード(多層塗装)なのでペールオレンジの下からホワイトが覗きその下から3Tone sunburstが出ています。

        

       

      ペールオレンジは昔なら”肌色”って色ですがそれはあくまで東洋人の肌色ですね。

        

       

      仕込み設定をやり直してあります。製造から18年以上たっていますのでPUの出力もやや落ちて来ていい感じです。スモークド乾燥効果で音の立ち上がりもばっちり。木部がしっかり鳴ってくれていますので、今後もますます愉しみなギターに生まれ変わってくれるでしょう。

        

       

      写真でうまく撮れないのですが、塗装面のクラック処理もしてあります。

        

       

      第1弾よりパーツ交換を減らしフレット端の丸目処理などしてない分、値段を落として提供したいと思います。次回のブログで販売する予定です。ご期待ください!

       

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      2020.05.16 Saturday

      リペア ファイル その654

      0

        ヤマハ LL58 Custom / ナット再整形・ブリッジ弦誘導溝切り加工

         

        LシリーズトップクラスのLL58は、ヤマハの技術を集めた珠玉の一品ですね。とても美しいギターです。

        弦の支点であるナットとサドルに掛かるモーメントを大きくするべく加工を試みました。

         

        最初をナット交換のご希望でしたが、素材がよく外すのはもったいないため再加工をお勧めしました。サドルを鋭角に再加工することで音の輪郭や立ち上がりの改善が期待できます。

         

        ブリッジピン穴の端からサドルの頂点(トップ)に向って溝を切ります。当初、ヤスリでの手切りを考えていましたが、それでは角度が不十分だと分かったのでルーターで加工することにしました。

          

        本体についているブリッジに手を加えるのは難易度の高い加工ですが、少し前に治具を作製したのでそれを使うことを思いついたのです。

         

        加工終了。ブリッジピン穴からの立ち上がり角度が十分取れました。

          

        ただ依頼主はその加工精度に納得されませんでした。たしかに各溝の仕上がりにバラつきがあったり低音側はルータービットを二回通したので溝の底に段差もあります。溝を確認された依頼主は「加工する前にもっと詳しい説明が欲しかった」とおっしゃられます。仰せの通りです・・・

         

        どのように処置するか。治具を改良するの余地がまだあります。改善点を洗い出しまた新たにビットも用意しました。お時間をいただき慎重に再加工しました。

          

        これでOKをいただくことができました。

         

        医学会ではようやく「インフォームドコンセント」の概念が普及してきたと思いますが、ほかの分野ではまだまだ認知が低いのが現状でしょう。ギターの手術とも云えるリペア業の私もそれをあまり深く捉えたことはありませんでした。

        こちらが「よかれ」と思ったことが依頼主にとってベストであるとは限らないと訳です。大切なギターを”お預かりしている”という意識をもっと持たねばと思った次第です。(でも肩の力は抜かないといい仕事はできないよね。ガチガチでは愉しくないから)

         

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        2020.05.12 Tuesday

        リペア ファイル その653

        0

          Fender American vintage 62 ST / リフレット(フレット交換)・ナット交換

           

          米国製フェンダー・アメリカン・ヴィンテージシリーズの『レイクピラシッド・ブルー』の’62型ストラト。

          人気のカラーですね。

           

          元々打ってあったヴィンテージスタイルの細いフレットを「ミディアム」への交換依頼で『Jescar#55090』をチョイス。

            

          フレットを抜いて指板を調整して下地は準備できました。

           

          Jescarに合わせてフレット溝を少し深くします。

            

          フレットタングもこの溝に合わせて調整。

           

          指板のアールに合わせて反りを調整します。

            

          ネックの下に鉄板を引いてフレットを一本一本打ち込んでいきます。(下が重く硬くないとフレットが跳ねてしまいます)

           

          フレットピークを平ヤスリで整えながら、フレットピーク上でハイフレット側のアールを少し緩めておきます。(こうするとチョーイングしたときの音詰まりが解消されます)

            

          再びフレットに半丸のピークを付け直してから磨き上げていきます。

           

          フレットの端は立ち気味に仕立ててあります。

            

          フェンダーのアメリカン・スタンダードは、この手のフレットが打ってありますね。

           

          ナットも交換してあります。

            

          ヘッドのたもと、ローズ指板とメイプルの接着面の処理が真っすぐに仕上がっていますが、オリジナルは若干ラウンドしてたと思いますが・・・・

           

          ピックガードは11点のビス止めですが、アメスタは向って右側の上から2番目のビス穴位置が若干違っていたはず・・・

          ほかに22フレットとか指板アールとか糸巻とか違っていましたね。

          米国製のフェンダーの鳴りはJapanやMexicoより上ですね。やはりトータルで優れているからでしょう。

           

           

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          2020.05.07 Thursday

          リペア ファイル その652

          0

            ギブソン RD ARTIST / ネック捻じれ矯正・フレット交換・ナット交換

             

            ギブソン社のラインナップの中でもレアなモデル”RD"。メイプルボディ・メイプルネック仕様で見事なサンバースト塗装が施されています。(PUとアセンブリは元々外されていました)

            「ネック捻じれ」があって遠方から当工房に送られてきました。

             

            ネック捻じれ修理の「Befoer After」カット

              

            ネックアイロンを使い矯正しました。

             

            なかなか黒檀指板が強く、何度も時間温度を調整しながら少しずつ矯正していきました。

            ロッドを緩めてあります。ロッドを締めるとネック自体には左向きのモーメントが掛かり捻じれの原因になりますから。

             

            捻じれは取れましたが、1弦側12F付近にやや窪みが残ってしまいました。フレット上でフラットにすることも可能でしたが、そうすると元々薄いフレットがさらに薄くなってしまうので、依頼主と相談のうえ「フレット交換」をすることになりました。

             

            ロッドを締めないでもピンピンなネックを作るうえでも、フレット交換は有効です。

              

            フレットタングを調整して真っすぐなネック/指板を作ります。

             

            Jescar#57110/ジャンボフレットを打ち込みました。

              

            フレットピークを平ヤスリで整えます。

             

            フレット端の面も取っておきます。その後ペーパーの番手を変えながら磨き上げて行きます。

              

            ロッドに頼らなくて弦を張って真っすぐになるように指板を作ってあります。

             

            ナットも交換してあります。

              

            ゲージは10〜46

             

            高級感のあるヘッド。ペグもサドルもテールピースもゴールドパーツです。

              

            ストップテールピースにはファインチューナーが付いていますね。

             

            アクティブ回路が内蔵されていたと思います。70年代後半の最新モデルだったと記憶していますが、今も見てもモダンな感じもします。

              

            一方、経年変化で自然なクラックが入っていたりラッカー塗装の擦れがあったりしても全体に華やかさが残り、茶道でいう「綺麗寂(きれいさび)」に通じるものも感じました。

             

             

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            2020.04.30 Thursday

            リペア ファイル その651

            0

              Fender Japan ST62-70TX / スモークド乾燥処理・レリック マルチレイヤード塗装・フレット交換(丸め処理)・ナット交換・ブリッジ交換・アッセンブリ交換・キャビティシールド処理

               

              99年製のフェンダージャパン ストラトキャスター(3Tone sunburst)をモディファイ(Modify)しました。

              最近”高級レリックギター”で流行っている『レリック マルチレイヤード塗装』に挑んでみました。

               

              3トーンサンバーストのボディ/ローズネックを30時間燻します。この”スモークド乾燥”によって材の安定化と音の伝導率を向上させています。

              ガス化された煙が媒体として木材内部まで熱を伝え細胞に変化を与えます。

               

              多層塗装(マルチレイヤード塗装)にするべく、サンバーストの上に白色を吹いてサンバーストを消したうえ、緑色の塗料を吹き付けました。

               

              緑色はホビー系の『Mr.カラー暗緑色(三菱系)』を使いました。https://www.hs-tamtam.co.jp/index.php/catalog/product/view/id/28475/s/mr/を色見本として使ってください。色はライティングや写真の露出で変化していますので、このブログの写真の色はあくまで参考程度にしてください。

              この後クリアーを吹いて仕上げてから傷や剥がれ・割れを付けてレリック加工します。

               

              フェンダージャパンのアッセンブリはあまりにも脆弱でしたので、すべて米国製パーツと交換しました。

                

              配線材はクロスワイヤー、コンデンサーはリプロですがセラミックを使用しヴィンテージスタイルの作りにしてあります。

               

              PUは元々載っていた米国製”フェンダー・テキサススペシャル(Texas Special Strat)”ワイルドなPUです。

                

              キャビティ内には導電塗料を塗り、ピックガードはアルミと銅箔でシールドしてあります。

               

              フレットをミディアムゲージのJESCAR #55090に交換しました。

                

              指板のアールは円錐形に加工(コンパウンドラディアス指板)し、元々7.25インチRだったのを1フレットは9R、21フレットは10Rに変更してあります。

               

              フレット端は丸め(ボールエンド)処理してあります。指板面が広く使えますね。

              ヴィンテージスタイルなストラトに仕上げていますが、フレットワークはモダン系にしてあるところがハイブリッド。

               

              ネックポケットに9notesの焼き印を入れさせてもらいました。仕込み設定をやり直し黒檀製のシムを挟んであります。

                

              シンクロナイズドトレモロも交換しました。Freedom Custom Guitar ( フリーダムカスタムギターリサーチ )のSP-ST-01 Nickelを採用。

               

               

              このトレモロはスチール製のインナシャーブロックが使われており、弦留穴も浅いためサドルへ掛かるモーメントが大きくなります。

                

              ナットはオイルドボーンに交換しました。ペグはオリジナルのままで若干ガタが出始めています。

               

              ハードレリックとまでは行きませんが、角はすり減っている感じを出してあります。(きれい系のレリックかな)

                

              緑の下から少し白が顔を出してその下のサンバーストが見え隠れしています。

               

              塗装面のクラック処理もしてあります。まだ浅いですが乾燥するにつれて徐々に深くなってくれると思います。

                

              製造から20年以上たっていますのでPUの出力もやや落ちて来ていい感じです。スモークド乾燥効果で音の立ち上がりもばっちり。木部がしっかり鳴ってくれていますので、今後もますます愉しみなギターに生まれ変わってくれるでしょう。

               

              次回のブログで販売する予定です。ご期待ください!

               

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              2020.04.27 Monday

              リペア ファイル その650

              0

                TUNE フレットレスBASS /  サイドポジション加工(フレット計算)・フィンガーレスト加工・ジャック交換

                 

                "ナルチョ(鳴瀬喜博)”ベースで有名な『チューン』ですが、正確な社名は『TUNE GUITAR MANIAC』で”ギター”と入っているとは知らなかったです。BASSの新しい可能性を拓き一時代を築いた”TUNE"です。

                フレットレスベースに各音程(フレット位置)にサイドポジションを入れるよう依頼されました。

                 

                1弦と4弦の開放音と12フレット位置でオクターブ音を計測します。すでに入っているポジションマークがどの弦を基準にしているか知りたいからです。4弦が近いですね。(ブリッジで弦長補正ができますが、元々フレットレスの場合 弦長がアバウトに設定されているので確かめる必要があります)

                  

                StewMacで公開している「フレット計算」を使ってポジション位置を割り出します。それを指板サイドに正確に写して行きます。

                 

                ボール盤を使いドリルで2ミリドットが入る穴を開けます。

                  

                棒状の白いポジションマークを打ち込みます。

                 

                飛び出したマークを面にしてから磨き完成です。

                 

                指置き(フィンガーレスト)を黒檀で作りました。

                  

                高さはリアPUの高さに合わせてあります。

                 

                どの位置でも指を置けるように、レストはネックの付け根からブリッジまで。

                  

                全体が黒色で引き締まった印象を受けるのでは。

                 

                ガリノイズが出始めたアウトプットジャックは新品と交換しました。

                  

                EQが組み込まれたアクティブ回路ですので、ジャックは電池のON/OFFができる3芯を使います。

                 

                ボディサイドにストラップピン向きに開けられた穴からジャクを差し込むスタイル。

                こういう設定だと自然にストラップにシールドを掛けることができますね。(何かの拍子でいきなりジャックが抜けることを防げます)

                 

                ヘッドはものすごくシンプルで発売当初は革新的なデザインだと感じました。

                  

                わざと斜めに取り付けられたペグ位置も異色に感じましたが、プレーヤーにとっては歓迎されましたね。

                 

                ネックはメイプルでボディは国産材の『栓(せん)』。アッシュ材とほぼ同じです。

                  

                JBと比べると小振りなボディですが、ウエイトバランスもいいです。

                 

                フレットレスベースの独特な音色はほかでは表現できないですから、ベーシストにとっては一本は持っていたいと思うのでしょう、フレットレスベースは一定の割合で需要がありますね。

                存在感のあるTUNEのBASSです。

                 

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                2020.04.23 Thursday

                リペア ファイル その649

                0

                  ギブソン J-45 /   ピックガード再接着

                   

                  GIBSON Custom Shop製のJ-45です。厚手のセルピックガードが数か所隅っこが湾曲してしていました。スルメを火にかけた時みたいな感じです。

                  この素材は柔らかいです。

                   

                  ドライヤーで熱を与えながら徐々に剥がして行きます(ヘタをすると塗装面もいっしょに剥がしてしまうので慎重に)。熱を与えると元に戻りますね。

                    

                  両面テープが素材にピッタリ貼り付いているのを根気に剥がして行きます。

                   

                  写真を撮り忘れましたが、ガラスで挟んで真っすぐに伸ばしました。新たに両面テープを裏面に貼りクランプと当て木を使ってボディ本体に接着します。

                    

                  当て木には、端っこに力が掛かるようにアウトラインに沿ってゴムが張り付けてあります。

                   

                  完了。一見うまく行っていますが常温になるとまた縮もうとしています。この分厚いセルは縮む性質のようです。

                  この先、絶対に剥がれてこないとは言い入れません。エポキシ系接着剤で貼り付けてしまう手もありますが、セルが縮んで表板もいっしょに引っ張って割ってしまうことが推測でき、お勧めしませんでした。(マーチンクラックはセルピックガードによって起こります)面倒でも同じこの様な修理を繰り返した方がいいでしょう。

                   

                  ”Limited"と入ったトラスロッドカバー。

                    

                  J-45では珍しい”バター・ビーン”スタイルつまみのゴールドペグ。ボリュートの位置にはCustom Shopのシールが。

                   

                  サンバーストは定番より明るめですね。

                    

                  サイド&バックはフレイム入りのブラックウォールナットです。たしかにカスタムです。

                   

                  この厚手のピックガードは趣があり私も好きですが、近年の素材はスルメみたいになる傾向があるようです。何例も見ています。昔のそれとは素材が少し違うのかも知れませんね。

                  それにそしてもギブソンには厚手のピックガード(ほかにJ200とか)がよく似合います。

                   

                  ギブソンギター修理 インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=631

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                  2020.04.18 Saturday

                  リペア ファイル その648

                  0

                    フェンダーJapan  /   ナット交換・ストリングリテイナー交換・サドル交換

                     

                    1.2弦のチューニングが安定しないとご相談をお受けしました。どこかで摩擦があって”滑り”が悪いからだと推測して考えられるところをつぶしていくしかありません。そうなると支点になるナットもしくはサドルがまず思いつきます。リテイナーもあり得ます。トレモロブロックのボールエンドの位置とかシンクロナイズドトレモロの支点となるビスや本体の加工精度もありかも・・・ペグの精度も・・・・

                    今回は、ナット、サドル、リテイナーの交換をすることにしました。

                     

                    リテイナーは笠タイプがヘッドに直付けでしたので、少しナットからの角度が強い過ぎます。下にリングを挟む手もありましたが、弦の接点が点になる新しいフェンダーのリテイナーを各種あるリテイナーの中からチョイスしました。

                      

                    フェンダーのデザインなのでこのヘッドに合うと思います。(現行のAmecan Professional STには同じものが使われています)

                     

                    ナットはプラスチック製だったので牛骨と交換します。

                      

                    ナット底にアールが付いていますので、専用ジグを使ってアールに合わせて削ります。

                     

                    元々ついていた弦溝の間隔をそのまま新しいナットに写して溝をつけます。フレットの減りが元々のナットの溝間隔に沿っていますので、交換しても弦がフレットの同じところに当たるようにそうしています。

                      

                    ナットの弦溝で摩擦による抵抗があればチューニングは安定しないです。

                     

                    サドルには溝が切ってあるのとないのとありますが、ない方がベンドの音伸びがいいと聞いたことがあります。古いサドルは少し摩耗して溝ができつつあったのと、音質向上を目指して”Row Vintage”のサドルと交換しました。

                      

                    ヴィンテージタイプのストラトの交換パーツとしてお勧めなのが、”Row Vintage”のトレモロスプリングとこのサドルです。スプリングはすでに交換してあります。

                     

                    電装系はフェンダージャパンのオリジナルのままです(ピックアップはフェンダーのテキサススペシャルが搭載されています)。アッセンブリは将来 米国製パーツと交換してステップアップの予定。

                      

                    ピックガードはオーナーによってアノダイズドピックガードに交換されていました。

                     

                    演奏してもらったところ、改善が見られたとのことで安堵しました。こういったケースではひとつひとつ考えられるところに手を入れていくしかないものですから。

                    それにしても”テキサススペシャル”PUは、ワイルドでやや暴れるようなところが”じゃじゃ馬”のようで好きなだなぁ。

                     

                    フェンダーギター修理 インデックス:http://blog.9notes.org/?eid=824

                     

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                    2020.04.14 Tuesday

                    リペア ファイル その647

                    0

                      矢入貞夫 1966製 クラシックギター /  塗装剥がし・ラッカー全塗装

                       

                      S・ヤイリ”矢入貞夫”氏製作のクラシックギターです。K・ヤイリは兄の”矢入一男”氏になります。名古屋創業の老舗メーカー「鈴木バイオリン」から独立した父”矢入儀市”氏の子供達が、別々会社を作ったということだろうと思います。

                        

                      ラベルには「愛好家の為に之を入念製作致しました」と書かれています。

                       

                      ラッカー塗装が長い年月の中でただれたり傷傷になったりしたため、塗装を全部剥がして再塗装してきれいにして欲しいとの依頼でした。

                      剥離剤やスクレイパー・ペーパーなどを駆使して塗装を剥がして行きます。根気仕事です。

                       

                      側板・裏板はメイプル(楓)でした。表板はスプルース。古いギターの表板は弦の張力によって変形していますから、ペーパーが均一にかかりません。生地に若干のムラが生じてしまうのは避けられません。あまりペーパー研磨し過ぎると薄くなりすぎてしまうので加減が必要です。

                        

                      本当は駒を外して塗装した方が完璧なんですが、そこまではしなくていいとの判断で仕上げてあります。(エアーが巻いて駒の淵に塗装がうまくのらない現象が起こるからです)

                       

                      下地から作り上げます。オリジナルと同じように中塗り前に表にアンバー色・側裏にブラウン色を着色しました。

                      冬場の塗装のため時間がかかりました。

                       

                      乾燥後に研磨・バフで磨いて仕上げてあります。

                        

                      指板も磨いてフレットも修正しました。

                       

                      糸巻はそろそろ寿命かも・・・・

                        

                      いたってシンプルなブリッジ(駒)。もちろん弦高調整してすぐ弾けるようにしてあります。

                       

                      古いギターも全塗装すればきれいになります。それでいて新品はない品と言うか味わいが残り風格が漂います。

                        

                      再塗装を”お化粧直し”と呼ぶ人もあり、毎年なにかと依頼される仕事のひとつです。思い出の楽器への愛情からでしょうか。

                       

                      クラシックギター修理 インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=648

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