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2020.04.14 Tuesday

リペア ファイル その647

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    矢入貞夫 1966製 クラシックギター /  塗装剥がし・ラッカー全塗装

     

    S・ヤイリ”矢入貞夫”氏製作のクラシックギターです。K・ヤイリは兄の”矢入一男”氏になります。名古屋創業の老舗メーカー「鈴木バイオリン」から独立した父”矢入儀市”氏の子供達が、別々会社を作ったということだろうと思います。

      

    ラベルには「愛好家の為に之を入念製作致しました」と書かれています。

     

    ラッカー塗装が長い年月の中でただれたり傷傷になったりしたため、塗装を全部剥がして再塗装してきれいにして欲しいとの依頼でした。

    剥離剤やスクレイパー・ペーパーなどを駆使して塗装を剥がして行きます。根気仕事です。

     

    側板・裏板はメイプル(楓)でした。表板はスプルース。古いギターの表板は弦の張力によって変形していますから、ペーパーが均一にかかりません。生地に若干のムラが生じてしまうのは避けられません。あまりペーパー研磨し過ぎると薄くなりすぎてしまうので加減が必要です。

      

    本当は駒を外して塗装した方が完璧なんですが、そこまではしなくていいとの判断で仕上げてあります。(エアーが巻いて駒の淵に塗装がうまくのらない現象が起こるからです)

     

    下地から作り上げます。オリジナルと同じように中塗り前に表にアンバー色・側裏にブラウン色を着色しました。

    冬場の塗装のため時間がかかりました。

     

    乾燥後に研磨・バフで磨いて仕上げてあります。

      

    指板も磨いてフレットも修正しました。

     

    糸巻はそろそろ寿命かも・・・・

      

    いたってシンプルなブリッジ(駒)。もちろん弦高調整してすぐ弾けるようにしてあります。

     

    古いギターも全塗装すればきれいになります。それでいて新品はない品と言うか味わいが残り風格が漂います。

      

    再塗装を”お化粧直し”と呼ぶ人もあり、毎年なにかと依頼される仕事のひとつです。思い出の楽器への愛情からでしょうか。

     

    クラシックギター修理 インデックス:http://9notes.jugem.jp/?eid=648

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