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2020.01.27 Monday

リペア ファイル その629

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    Kazuo Sato  2004  / フレットバリ処理・丸め処理・フレット部分すり合わせ・フレットクリーニング

     

    ヨーロッパを舞台に活躍されている日本人製作家「カズオ サトー」氏の2004年製クラシックギターです。優しい雰囲気を持つ楽器で人柄もそうじゃないかと想像しています(楽器は製作家本人に似ると思います)。

      

     

    フレットのバリ取りのご相談でしたが、バリのほかフレットエッジが立って指の腹に当たる感じでしたので、一本一本丸め処理しました。(バリは乾燥する冬の季節によく起こる症状です。指板が痩せてそうなります)

      

    フレットが浮いている部分があったので、叩いて押し込みます。一部「すり合わせ」してフレットピークを修正しました。

     

    エッジを専用ファイルで丸めて行きます。

    ​  

    ”金属磨き”でフレットを磨いておきます。フレットは酸化してすぐ曇ってしまいますが、輝いているフレットって気持ちがいいもんだと思います。金属磨きクロスでも同じような効果がありますから、定期的に磨くといいかと思います。

     

    指板の側面も少し丸く面を取りました。クラシックギターではあまりやらない処理ですが、オーナーは女性ということで手が小さいかも知れないので念には念を入れて、ここも処理しておきました。

     

    松/ハカランダ仕様かと思われます。

      

     

    内部を観察しました。力木そのものが独特な構造になっていました。スプルース材の間に黒檀のような材をサンドイッチして強度を高めてあります。背は低くできていました。

      

    トップは電光が透けて見えるほど薄いです。2ミリ以下でしょう。

     

    当然ながら上等な糸巻が使われています。スムーズな巻き上げとチューニングの安定性はプロの演奏には求められるからです。

      

    完成度の高いギターは、楽器としての音色・操作性の高さに加え工芸品としての価値も兼ね備えています。素晴らしいギターでした。

     

    クラシックギター修理 インデックス http://blog.9notes.org/?eid=648

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