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2019.03.16 Saturday

リペア ファイル その524

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    ANTORIA  G2 110 / ブリッジ剥がれ・再接着・全体調整・クリーニング

     

    40数年前に購入したという”アントリア”というブランドのギター。このネームは初めて聞きました。どうやら日本製の海外輸出ブランドのようです。学生時代はこれをずいぶん弾かれたそうで、定年後に久方振りに出して見たら駒が浮いていたそうです。

      

    つくりは、オール合板製で力木はラダーブレイシングでした。

     

    弦の張力で駒の後ろ側が引っ張られ浮いていました。ラバーヒーターでブリッジ(駒)に熱を加えて完全に剥がします。

      

     

    ブリッジ自体が変形していたので、アイロンで矯正しています。駒下にあたるトップも修正します。

      

     

    接着面が剥がれたときに部分的にめくれていたので、ブリッジを接着しても合板製のトップの剛性は低いと判断し、ビスで補強することにしました。

      

     

    ブリッジとトップを貫いたビスが裏面でワッシャーで留めてあります。この手の補強は一般的に行われていて、実際に有効です。(ギブソンなどに多いですね)

     

    レトロな雰囲気です。0フレット仕様でした。

      

     

    ボディの胴の深さがネックヒール部とボトム部が同じ深さでした。通常はここは浅く→深くと胴にテーパーがついているのですが、同じなのでネックヒールが長いです。

     

    どことなしに短めなドレットノートです。きっとマーチンかギブソンをコピーしようとしながら、完璧にはできなかったのでしょう。ギターを知らない木工職人が舶来品を真似ようとして作ったギターでは、こう言うことが起こりえます。高度経済成長期の日本のフォークギター制作黎明期はこういうところからスタートしたんですね。

    貴重な一本です。

     

     

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