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2019.01.20 Sunday

リペア ファイル その512

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    フェンダー・アコギ GA-45 / フレットバリ処理・フレット端丸め処理

     

    この季節(冬)になると室内でストーブやエアコンを使うことになるため、室内の乾燥が進み(35パーセント以下になると要注意)ギターの木部も乾燥により「木が痩せる」現象がおきます。よく起るのが「指板の痩せ」(木が縮む)で「フレット端が飛び出して手に当たる」ようになります。今回はその処理です。

     

    指板にバインディングが巻いてありますが、フレット端が飛び出しているのと同時に「バインディング痩せ」(湿度の影響ではなく経年変化でわずか縮んでいる)も起っていたので、端が浮いているように見えます。そこを金槌で叩いて押し込んでおきます。

     

    フレット端の隙間に瞬間接着剤を流しこんでおき固定します。(オーバーバインディングになっているので、端までフレットタングがないためフレットが浮きやすい)

     

    全体にフレットが飛び出ている部分(バリと呼んでいる)を平ヤスリで落としてから、フレットの端を細かいヤスリで丸く処置しておきます。

     

    これでフィンガリングがスムーズになってくれれば嬉しいです。

     

    最近のフェンダーのアコギは3対3のペグヘッドが主流ですね。これはフェンダーエレキに見られる6連のシングルヘッドではアコギストに受けがよくないからだ、という楽器店関係者がいました。「なるほどそういうものかも」と妙に合点がいった記憶があります。

     

     

    冬場の乾燥期のギターの症状にはほかに『トップの沈み(弦高が下がってくる)』『ネックが逆反りする(開放弦・ローポジでビビル)』『表板の接ぎ面が切れる(ブリッジ付近でトップ中央に隙間ができる)』などが起きます。エアコンの風が直接当たるとこの症状が早く進行したりするので注意してください。

    昔、映画監督の”黒澤明”の別荘の家具を製作した木工の人間国宝”黒田辰秋”が黒澤監督から「家具が乾燥して木が痩せてくる」と指摘されて「家具が痩せる環境は人間にいい訳がないから環境を変えなさい」と言ったそうです。それを素直に受止めた黒澤監督だそうですが、両者とも度量の大きさを感じますね。

     

    (この家具はサントリーのCM使われました。大ぶりの椅子に座った黒澤監督がウイスキーを飲むCMです。その後この家具を”ビートたけし”が譲り受け、今は豊田市美術館に寄贈されています)(たしかそうだったと思う。違っていたらごめんなさい)

     

     

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