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2018.01.30 Tuesday

リペア ファイル その432

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    Headway Hj-311  / スモークド乾燥・ナット調整・サドル調整加工

     

    ごひいいきにしてくださるお客様から入手された2本のギターの「スモークド乾燥」処理を調整を任されました。今回はヘッドウエイの作業内容について。「スモーク」は合計30時間ほど行いますが、その間に”天地返し”して 全体がまんべんなく燻されるようにしています。

     

    火の粉から保護するために袋を掛けていますが、ギターにはヤニや煤が付着します。それをエチルアルコールで拭き取ります。さらに全体をバフで磨いております。(ホームセンターで売っているような「スモーク」用燃焼材ではなく、裏山から切り出した広葉樹の薪を燃やして煙を発生させているので、少量の火の粉も舞います。煙と温度が肝です)

     

    J45風なで肩のサンバースト・ボディ・単板モデル。ヘッドウエイは作りが丁寧ですね。まだ、こなれた音が出ていなかったのと、各弦の分離がいまいちだったのでそこを改善します。

      

     

    サドル下にアーチ状の窪みをつけ音の分離を狙います。かつて修理したクラシックギターからの応用です。指板のアールとサドルのアールと不一致でしたので、指板アールに合うようにサドル中央(1弦と6弦の弦高を確認して、そこを残すようにしてを削りました)

      

     

    ブリッジピンからサドル頂点までの角度も十分です。

     

    ナットも再整形し少し鋭角にしました。グレーベン風のヘッドとデザイン。

      

     

    「スモーク乾燥」後の特徴は、「音量アップ」と「立ち上がりのよさ 」です(この手の研究をされているほかの施設でも 同じような結果が出ているとお聞きしました)が、この機では弦を張ってすぐにその効果が出てきませんでした。調整を繰り返していると段々よくなって来ました。こういうケースも過去にあるので”慣らし”が必要なこともあります。

    依頼主からメールを戴きました。

    「最初は「あれっ、音が引っ込んでいる?」と思ったのですが、数日弾き続けると音が変化が・・・。

    低音にふくよかさが出て、フィンガーではそのベース音に乗って気持ち良く弾いてしまいます。
    また、調整により弾きやすくなりました。欲を言えばプレーン弦にもう少し元気?があると・・良いのかなあ」

     

    と課題もいただきました。

     

    スモークド効果でトップの剛性が上がっている分、力木などを弱くしてもいいと思うのですが

    力木を”はつる”ことはよっぽどしません。もう少し様子を見てもらおうと思います。

     

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