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2017.09.26 Tuesday

中津川ソーラーブドーカン2017から考えた『 環境型フェスの未来』

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    2017・9月23日・24日 岐阜県中津川市において野外フェス”中津川ソーラーブドーカン2017”が行われました。

    私は2日目の24日に行って来ました。私の住む恵那市はその隣街で、家から会場となった「中津川公園」までは車で20分。

     

     

    この地で2013年から行われている”ソーラーブドーカン”はずっと晴天に恵まれて来ています。ほんの一週間前は台風のすごい風で恐ろしい思いをしたものですが、両日共秋晴れでした。この天気が「太陽光」のありがたさをオーディエンスと出演者がしみじみと感じることになります。

     

    東北の震災と福島第一原子力発電所のメルトダウン事故を受けて、フェスの電源を「太陽光」で賄おうという発想が佐藤タイジあり東京の「武道館」で始まったのがスタートだと聞いています。「武道館」で使われたその「太陽光パネル」が中津川市の企業のものであったのと、日本発の野外フェス「中津川フォークジャンボリー」がこの地であった縁で中津川市で行われるようになりました。

     

    このフェスとしての特徴は「太陽光発電」と「蓄電池」にあると思います。

     

     

    太陽の光りをパネルで受けて発電させます。パネル内のシリコン半導体に光りが当たると発電する現象を利用するとのこと。それを蓄電器で貯めます。その電源をフェスのPAシステムや照明に当てている訳ですね。

     

    逐電器の電圧(V)が100Vよりも高いためギターアンプの出音がいいらしいですよ。それがミュージシャンの受けがいいようです。たしかに英国の電圧は240Vなのでアンプの鳴りがすごいと聞いたことがあります。”中津川ソーラーブドーカン”においてそれが実現できているとなれば、出演者は気持ちよく演奏できているのでしょう。

     

    それは、いいことですが、そこで思考停止してしまっては「脱・原子力発電」になならないですね。原子力が放射能という副産物を生む存在であること。放射能の半減期はおそろしく長いこと。また放射能の環境・人体への影響は甚大で致命的であることなどなどを考慮して「原子力発電」に頼らない「野外フェス」を目指しているのが「太陽光発電・ソーラー」でのフェス実現でしたね。

     

     

    しかし、「太陽光発電・ソーラー」であればまったくクリーンであるとはいかないでしょう。「太陽光パネル」の耐用年数は案外短いと聞きます。「蓄電池」本体の寿命もどうでしょう。そんなに長いとは考えられないです。それらが古くなれば「産業廃棄物」として捨てられて行くことになります。それは後世の負担になることは想像に難くないです。

     

    中津川市周辺は、木曽の入り口で山々に囲まれて長閑な田園を形成していますが、最近それらの山の樹木を伐採して「ソーラーパネル」を設置することがブームになっています。植林された国産の材木の価格が低迷しているため、少しでも山で利益を出そうと樹木を切り倒し「ソーラーパネル」を斜面一面に取り付けるのです。山だけではありません。農地でも見れます。当初は補助金目当てでしたが、投機の対象になっている感じです。

     

    そういう事実を知らず、風光明媚な景色を想像して山間地をドライブしてて突如出現する「太陽光パネル郡」におののくことでしょう。

     

     

    それから、まだ認識されていない事実があります。それは「太陽光」は人間だけのものでないということです。「太陽光」だけでなく「地熱」も「風力」も「海流」も人間のエレルギーとして利用されるべきものとして存在している訳ではないってことです。

     

    例えば「太陽光」をパネルで受けてしまえば、その下の大地に光りが届きません。当然草も木も育ちませんし、土に生きる小動物・昆虫・微生物・細菌も太陽光の恵みを受け取れません。地温が上がらず周辺の気温にも影響するでしょう。雨の恵みも同じです。そこにパネルがあれば土壌が洗い流されてしまうかも知れません。その影響は計り知れません。

     

    少し視野を広げて考えてみれば、この地球は太陽の恵みを受けて奇跡的に存在する星であることが解りますね。偶然とも必然ともいえない摩訶不思議な出来事の積み重ねが、この星を生み、育み、生命を誕生させたと言えるでしょう。そこは人智をはるかに超えています。

     

    それを小さな知恵で「エネルギー」源として消費してしまったら、奇跡的に存在するこの星・地球のバランスを欠いてしまうと思うのです。「太陽光」も「風」も「海」もだれのものでもありません。

     

     

    それでも人間は何かしらのエネルギーを必要とする存在だとしたら、もっと謙虚にそのエレルギーを頂戴するようにしないといけないのではないか・・・

     

    「リサイクル」や「リユース」はその発露でしょう。

     

     

    核のゴミを捨てる場所がない「原子力発電」を続けることは、破滅の道であることは間違いありません。それを踏まえて「ソーラー発電」にスポットを当てるのは至極真っ当だと私も思います。

     

    であってとしても、「ソーラーご機嫌」と言ってしまうことにいささか抵抗を感じています。こういう形のフェスが増えて欲しいし、脱原発の流れが大きくなることは祈っていますが、「太陽光はだれのもの?」という素朴な疑問も大事にしたいと感じます。

     

    ちょっと先の未来は「太陽光」に感謝して少し音量を落としたフェスして行くとか、フェスの規模を適度にするとかして、エネルギー消費削減を探ってはどうでしょうか?

     

    持続可能な社会を実現していかないと音楽自体が存在しなくなってしまいます。

     

     

     

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    フェスのリポートは公式サイトが充実しているので、そちらを参考にしてください。

    https://www.barks.jp/news/?id=1000147184

     

     

     

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