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2017.01.22 Sunday

リペア ファイル その289

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    ミュージックマン・スティングレーBASS / フレット打ち直し・指板塗装・ナット交換・電池ボックス再加工

     

    唸る低音と多彩な音作りが可能な”スティングレー”、今やPBやJBと肩を並べるレオ・フェンダーさんの傑作ベースになりましたね。フレットが磨り減り「交換時期」になりました。

     

        

     

    ここまで減ると「すり合わせ」で対応できません。すり合わせして低くなったフレット高では左手が疲れますしね。メイプル指板のため塗装が施してありますが、指板面とネック裏は「つや消し」になっています。これは「すべり止め」のためにで始めからそういう設計になっています。

     

      

     

    指板アールを変えないように計測しながら、ペーパーを貼り付けてあるブロックで「ストレート」からやや逆反りぎみの指板面を作って行きます。(私は指板アールが付いたブロックは使わないです。ブロックの精度がそのまま指板面の精度ですから、逆アールでストレートな面のブロックを維持するのは、なかなか大変なので・・ブロック=木は動くものですからね)

     

     

    フレット打つ前に塗装します。(メイプル指板”再塗装”は塗装を「はじく」ことあります。シリコンが使われたクリーナーやフィンガーイーズなど使われることがるからです)

     

     

    ネックの剛性をタングでアップするため最適なタング厚をあらかじめ決めて、打ち進んで行きます。場合によってはさらにきつくしたり、緩くしたり。

     

      

     

    今回は「薄めのつや消し仕上げ」にするためフレット打ちの後の塗装はせず、そのままマスキングしてフレットピークを整えてから磨き上げて行きます。 フレットに合わせて「ナットも新調」します。ナット底のアールがピッタリ行くように専用のアールジグを作って対応しています。

     

      

     

    完成。オイルドボーンです。 味が付いたネックと新しい指板面とが違和感ないように仕上げます。

     

      

     

    アクティブBASSなので「電池ボックス」があらかじめ取り付けられていましたが、ゴトー製の回転開封式のボックスに入らない9V電池があるとのことで、蓋付きのボックスに作り直しました。(9v電池サイズがいろいろで困ったケースが、ままるようですね)

     

      

     

    バッテリースナップも堅牢なものに交換しました。スポンジで包む旧来のタイプの方が応用が利いていいとは、この手の依頼がないと気が付かないことですね。

     

     

     

     

     

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