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2014.09.06 Saturday

ヴァイオリン工房の思い出

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    ヴァイオリン・弓の毛替え


    時たまヴァイオリンの弓の「毛替え」を頼まれます。

    当工房はギター・ベース専門という訳ではなく、ヴァイオリンの「駒替え」や「弓の毛替え」もやっています。
    (椅子の修理や古い家具の再生も頼まれればやることもあり、新作家具も注文があれば作ります。)

    それでもヴァイオリンのすべての修理方法をマスターしているかと聞かれれば、「NO」と正直に答えるしかありません。ヴァイオリンのリペアは奥が深く、マスターへの道は険しいです。

    20代後半にヴァイオリン修理に転向しようと友人の勤めていた工房に居候(いそうろう)していたことがあります。
    半年間、名古屋のフレックスビルにあった「ソプトーネ」というヴァイオリンshopに「修理見習い」通っていました。

    店長さんがお店はにぎやかな方がいいと、私のわがままを許してくれたのが有り難かったですね。
    時はバブル真っ盛りでした。

    2人の専属修理人が朝から晩まで楽器を修理・修復しており、その傍らで私は友人が出してくれた課題に取り組んでいました。(彼らは時間外には自分の楽器の製作をやっていたな。その2人は鹿児島東京で製作家になっています)

    ヴァイオリン製作・修理に使う道具やジグを作るところからスタートして、基本の「駒替え」や「弓の毛替え」「魂柱立て」を教えてもらいました。

    「指板の作り方」「ネックの仕込み方」「糸巻き穴の修正」「ニス塗りと色合わせ」「セーム皮によるニス磨き」などもやったなぁ。チューニングするには弾けないとまずいので、弓使いも教えてもらったけどこれが一番やっかいでしたね。

    ヴァイオリン修理・製作は膠を使うので、ここで経験したことが、マーチン修理に生かされていると今になって感じます。

    ところで、私も含めた修理人3人はロック好きでして、好みも似ていたのが災いしたのか、このお店では大音量で「エレファントカシマシ」がかかっていました。それも宮本くんのボーカルが顕著なアルバムばかりでして、とてもヴァイオリン専門店には思えません。

    「ブルーハーツ」も定番でしたが、うるさい歌をよく店長が黙っていたものです。

    その後私は神経衰弱に陥り、皆さんに迷惑をお掛けしたまま中途半端にその修行を終えてしまいましたが、それから抜け出す2年間くらいは浮遊感のある日々でして、よく死ななかったと我ながら思います。

    今でもヴァイオリン修理に係わると、頭のどこかで「エレカシ」が鳴ってくるのはこの時代の後遺症でしょう。
    それにしても宮本くん、しぶとく頑張っているね。信じられないよ。

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