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2013.12.16 Monday

アコースティック・ギター製作 その4

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     アコギ製作つづき。
    今回はネック仕込みです。

    あらかた製作したネックに指板を接着しています。やや逆反りになるように貼り付けています。
    マーチンタイプですので12フレットまでのトラスロッドも仕込まれています。

    少し前までは指板のフレット溝も「手切り」で切ればいいと考えていましたが、機械の精度が零コンマ4桁まで設定している時代に手切れではとても敵いません。フレット音痴の楽器を作るわけにはいきませんので、指板フレット溝はNCでカットされたものを使います。

    (目印となる鉛筆線の右・中央・左と切り分ける自信はあるのです。しかし20フレット精度高く切り分けるのは大変な難作業ですよ。1本も少しのミスも許されないのです。製作家の一部が未だに手切りしている姿は美しいですが、時代的には遅れていると言えるのではないか。個人的にはアバウトな音楽でも楽しめるのですが、製作者サイドとしてはそれでは・・・)


    握りをサンプルでデータ確認しながら削っていきます。これは、ちょっと太めのネックで指板幅はワイドです。

    ボディと接着しています。この前にダブテールの仕込みがあるのですが、写真を残す余裕がなかったです。ネック仕込み角度とセンターズレがないようにヒール部の削りとトップ面の精度を出して行きます。

    トップはドーミングしてありアールがついていますが、指板面と接着される面は真っ直ぐでないといけません。ここの処理と構造はメーカーそれぞれですね。マーチンやテーラーは塗装後に接着するので、ここまでの過程は同じ(フレットは打ち込んである)だと思うのですが、指板を貼る前にボディとネックを仕込み、その後指板を貼る方法もあります。

    その際19フレット付近までトラスロッドが仕込めるような加工を施すこともできるし、ヒールより先に延長ブロックを付け足して指板下を強化しているメーカーもあります。

    トラスロッドの効く範囲を広めたり、ネック折れを防ぐために強化用に延長ブロックを入れているのでしょう。またロッド脇にカーボンや鉄材で補強したり、それぞれ工夫があります。

    当然音にも影響があります。弦振動のをジョイント部分でロスすることないようにしたいでが、ロッドなど金属は音にも金属的な響きが交じることが在りえます。ネック強度とナチュラルな響き関係はどちらかに偏らないようにしたいと私は考えます。

    ジョイント部のヒールブロックの大きさや指板下の強化は、サスティーンと倍音に関連していると思います。単音の切れを望むケースと倍音を多く含む音を好むケースでは、ここの処理が当然違ってくるでしょう。

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