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2013.05.07 Tuesday

リペアファイル その42

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    ランドスケープ・ベースにドット・ポジション・マークを入れる 

    フレットレスのアップライト・ベース・ランドスケープ社製のSwing Bassにドット・ポジションを入れます。NSデザインベースの採用されているようなポジションマークを入れて行きます。

    フレットレスベースつまりウッドベース・コントラバスなど擦弦楽器には、フレットがありません。ギターなどの撥弦楽器族には、フレットがあるのが普通なので、楽器を持ち換える時、慣れるまでポジションマークがあると便利です。


    そこで問題なのが、フレットのある楽器では普通の弦長補正です。平均率で指板上で仕切られた溝がフレットですが、計算上の距離と実際の弦が指板に触れるまでの距離と弦の質量によって、音程差が生まれてしまいます。

    それを補正してあるのが、ギターなどに見られる斜めに入ったサドルです。ギターですと1弦側で1〜2ミリ程度、6弦側で4〜5ミリ程度、弦長補正されています。(弦の質量や剛性などによっても変化しますので、2弦は3弦より後ろに伸びているのが、見受けられると思います。)

    これがフレットレスの擦弦楽器には、ありません。楽器の中心線に直角にサドルが立っています。
    (バイオリンなどfホールを持つ楽器は、そのfマークの中心ぐらいが、その楽器の弦長になっているケースが多いです。)

    各弦によって、指板上の押さえる位置が違うので、フレット上にポジションマークを正確にいれるのは困難です。そこで開放A/3弦を基本とした弦長計算をして、それを基本にしてポジションを入れることにしました。


    2ミリ白ドットを入れました。(ギターのサイドポジションのドットです。)

    ギターと違い、フレット間に入れるのではなく、開放A/3弦のフレット位置にポジションを入れてあります。(2個入っているのは、7フレットや12フレットなどで目印になっています。これはNGデザイン・ベースのポジションの入れ方と同じように、との依頼者からの指定からです。)

    立ち姿です。(アマティの写真の前でのショット。)
    この楽器は、ピエゾとマグネットの2種類のピックアップが搭載されており、多彩な音つくりができます。 (デタデタッチャネックでした。)
    依頼者が、フレットレスを体験することによって、楽器としての「ベース」の表現力の新たな一面を知った、とおっしゃっていたのが印象的でした。一音一音の違いが生まれるのかな。

    コントラバスがダイエットして、現代的なシルエットになったような姿の楽器でした。

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    ギター工房9notes HPへどうぞ(岐阜)


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