<< 高松とジョージ・ナカシマ | main | 実用新案3182932号 >>
2013.04.18 Thursday

リペアファイル その40

0
     マーチンD−28/ ナット交換・フレット摺り合せ・弦高調整

    ビリつく弦があるため、フレット摺り合せします。ナット溝が一部低くなっていましたので、ナットも交換します。フレット摺り合せをすると、フレット高が下がるので、ナット交換しなくてもいいケースもあるのですが、今回は必要でした。

    マーチンのナットは、指板はじめからすぐ角度が付いているものがありますが、このD−28はそうです。
    ナットの幅も、すぐヘッドに向かって広がるような角度 が付いています。

    マーチンをコピーした楽器の多くは、ナットに角度が付いていないものが多いです。これは単に真似ると加工が難しくなるので、コストがかさむから省略している、と思われます。
    それほど厄介なものが、この角度つきナットです。

    そこで考案したのが、ナット底の角度を写したサンディングブロックです。一面を基準にしてそこから角度を付けてやると、正確な仕事ができます。これは木工の基本の応用ですが、基準面を出してから、難易度の高い加工をするのが鉄則です。

    よくフリーハンドでサンディングペーパーに、ナットやサドルを押し付け加工している絵を見かけますが、これは熟練工のみできる技で一般には勧められません。私はジグを作って加工するのがいいと思います。

    ジグは一度つくれば、次からはスピーディーに仕事ができます。
    (ジグを作るのが、ひと仕事ですが・・・私は木工機械をいろいろ持っているので、こんな時は助かりますが、適当な工具がない場合、ジグを作るためののジグが必要になる・・・これが現実かな。仕事はプロにまかせましょう。)

    完成したナットです。今回はオリジナルに忠実に作りました。

    フレットも摺り合せしましたよ。これはその図。ナットやフレット周りの仕事を終え、弦高調整のためサドルにも手を加えます。

    写真がないですが、この機はロングサドルですので、サドル下面を削ってサドル高を下げることはできません。ロングサドルはそこが普通のサドルと違って、サドル上面を加工して弦高調整してやります。ちょっと手間がかかりますね。

    音だけでなく、見え難い部分にもマーチンのこだわりを感じます。

    ------------------------------------------------------------------------------

    ギターリペア9notes HPへどうぞ(岐阜)

    にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
     
     FC2 Blog Ranking
    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << November 2019 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM