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2013.02.08 Friday

木工について

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     木工について


    私はギター製作以外にも木工・家具の製作もやるので、しばし木工について考えてみます。


    木工に興味のある若い人や団塊の世代はたくさんいっらしゃり、木工の専門学校や職業訓練校は大流行だと聞きます。


    一方、それを受け入れる場所は、どんどん減っていて”腕”を鍛えるところが少ないのが現状でしょう。


    私の知人・友人も数名それらの学校に「失業保険」を数ヶ月から1年貰いながら通っていました。しかし残念ながら現在彼らは木工を職業としていません。条件の合う雇ってくれる所が見つからなかったのです。


    木工でなくとも職人仕事は、ある程度の見習い期間が必要になります。


    昔は、不器用なヤツほどものになる、と言われたそうで、辛い修行期間を耐えながら終えたものは、職人として認められ仕事が保障されたと思います。


    今は、雇う側にその忍耐・体力がないのが現実です。一方、見習い修行中の者も「辛抱がない」との話も親方からよく聞くセリフです。仕事を見て盗むなど知らない世代ですから、教えてもらってないことは「知りません〜」の一言でお終い。


    世の中が工業化し大量生産・低価格路線を歩んでいますので、安さを求めて仕事はアジア各国に流れて行く構造です。職人仕事は時代遅れという訳です。


    でもねぇ。木工に関して言えば、「木が好き」な人は、この「木工」にこだわるのですよ。

    味のある「材木」(=木が好き)を見ると触手が動き、なにかコレを使って「ものになるもの」をこしらえたい、と思ってしまう人種があるのです。


    天然・自然が作る木目や形は、何とも言えず美しい。それを例えば家具・例えばギターとして身近に置きたい衝動に人は駆られるのだと思います。


    そこで作り手が、それを最大限生かして「形」にする。そこが木工で生きる生命線じゃないか、と考えています。


    締めくくり。この「形」が重要。「形」には寿命があり、主張があります。そこを製作者が引き出さないと、ただの箱であり物置になり下がってしまいます。


    そこを見極める「センス」を磨く作業を製作者/職人は、怠っててはいけません。
    自戒を込めて・・・

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