PUNK!展
”パンク!日常生活の革命 名古屋!”へ行ってきました。
昨年から全国巡回中のこの展示会を名古屋市港区の「MAT.Nagoya」で観て来ました。昨年ネットのニュースで知ったときは倉敷まで行きたいと思ったほどでしたが、地元の名古屋で観られて感激。
展示の規模は少ないと感じましたが、それでも学術的/体系的にPUNKを分析している視点が新しく思えました。PUNKと芸術運動DADAとの関係が個人的には一番興味深かったです。元々この企画は倉敷芸術大学の川上幸之介氏から発せられましたが、英国では文化との接点が語られているとのこと。詳しくはhttps://hagamag.com/uncategory/10433
ヤカマシイ!怖い!と疎まれるパンクですが、「相互扶助」「自由」「自主管理」「Do It Yourself(自分のことは自分でやる)」などの社会的運動体の側面もあった、との指摘は元パンクスとしては嬉しい指摘です。
20代はロックと現代美術の活動を精力的にしていました。その当時パンクとダダとの関係を考えたこともなかったですが、「反権力」のキーワードは私の中に常にありました。第一次大戦の後の空白に生まれたのがダダとシューリアリズムなので、”プーチンの戦争”の後、新しい運動形態が生まれる可能性はあるかも。
私のパンクは”クラッシュ”と“頭脳警察”(私は元祖日本のパンクと考えている)と”ブルーハーツ”で終わっていたので”英国”CRASS(クラス)”の活動はほとんど知りませんでした。彼らはアナキストとフェミニストへのシンパシーと”グレイフルデッド”のようなコミュニティを持っていたのですね。
”クロマニヨンズ”の真島昌利と同学年なので彼の歌詞の内容にはビビッドに感じます。”ブルーハーツ”の「青空」は日本パンクの金字塔でしょう。(でもそれは絶えず変化していて現在進行形であるのだと彼は考えているのではないかな)
ミャンマーのパンクスは軍事政権の脅威から逃れながら地下で活動しているようです。生きて!
名古屋での展示では”TURTLE ISLAND”の永山愛樹さんもトークショーに参加されており、また愛知県豊田市で行われている「橋の下世界音楽祭」のビデオも観られました。「パンクと祭りが出会った」のがこの音楽祭のようですね。シュールレアリスム宣言では「手術台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会い」と謳われました。
PUNKはこれからも進化して行くいでしょう。”プーチンの戦争”に忸怩たるものを感じる者として「相互扶助」「自由」「自主管理」「Do It Yourself(自分のことは自分でやる)」「フェミニズム」「環境問題」「農」の必要性をリアルに感じています。
この企画展は11月12日まで”Minatomachi POTLUCK BUILDING"で行われています。www.mat-nagoya.jp
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小沢健二と小沢一郎
新聞半面の広告に”小沢健二”のエッセイが載っていました。
19年ぶりの新曲発表に合わせた広告ですが、お金が掛かっているね。
楽曲を紙面で伝えることはできないですが、”オザケン”の世界観を
伝えることはできます。成功しています。いいクリエイターがついていますね。
その昔
”フリッパーギターズ”の音楽性は趣味ではなかったですが、なぜか好きでした。
「渋谷系」とか言われておしゃれな音楽と捉えられていました。
でも、私は彼等の詩の世界と軽妙なアレンジが羨ましかったのを覚えています。
(あの頃は音楽をやっていましたから。”フリッパーギターズ”とともに”アズティック・カメラ”も注目してました。
でも私にはアコギを軽妙に使うことはできそうもなかった。それよりも初期の”RCサクセション”的なアプローチが
肌にあっていたかな。)
その”オザケン”も父親になってアメリカ暮らしだそうですが、新聞内のエッセイでは
息子が日本の食パンをドラえもんに出てくる「アンキパン」だというエピソードを披露しています。
文体は洒脱でしゃれています。「渋谷系」ですね。
”フリッパーギターズ”が流行っていた頃、政治家の”小沢一郎”も元気がありました。
この2人に脈絡はないけれど、小沢つながりだから、2人とも思い出しちゃたんだよね。
”小沢一郎”は、落ち目だけどそれでも選外になることはなくて
現在は”山本太郎”と組んでいるし、その前は滋賀県知事だった”嘉田 由紀子(かだ ゆきこ”)と組んで
環境問題をクローズアップして選挙を戦いましたね。
兎に角、人を担いで自分も生きることに長けています。
その昔は、もっとも危ない政治家と思われていましたね。今はどうなんでしょう・・・
”小沢健二”が「流動体について」をMステで披露しました。
出だしは緊張していてこっちも緊張してしまいましたが、最後はノリノリになりましたね。
”小沢一郎”もひさびさに新曲を出すのでしょうか?新曲?って訳ないですが・・・
天敵・完全不落の安倍政権に一矢を報いることができるか?
こっちの小沢さんにも期待してみましょう。
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モッズ
このところ「ザ・モッズ」の話を複人のお客さんから聞いたものだから、ひさびさに「ザ・モッズ」を聴いてみ
ました。「Two Punks」なんて今聴いても名曲だなぁ。ビートが利いたパートとレゲエのパートがうまく重なり
あって音楽性も豊かです。
「クラッシュ」がレゲエとかスカをうまく用いた曲作りをしたのに習ったのだと思いますが、「ザ・モッズ」は
まさに「日本のクラッシュ」でした。
初めて彼らを聴いたのは、貸しレコード屋の中だったのを覚えています。店のスピーカーから重低音のビートが
腹を振動させ、 叫ぶような歌声が全身を貫いたのは、忘れられません。「だれだ?」と店員に聞いて早速借りま
した。その後セカンドが出たのでそれは買って、後からファーストを買いました。
その時期はすでに日本のパンク「アナーキー」や「INU」を聴いていたのですが、「ザ・モッズ」のまとまり
感は抜群で、ドスも彼らが一番効いていたように思います。
ミーハーな私は、「森やん」の格好を真似てみたりしました。
ところで当時「モッズ」は「モッズ・ファッション」として一部で流行っていました。映画「さらば青春の光」が
上映されていたのでファッション雑誌でも特集を組んでいたし、「ポリス」の「スティング」が出演していたので
音楽誌でも映画のカットが使われていました。
映画「さらば青春の光」は「ザ・フー」の「四重人格」をベースにし「モッズの少年」の悶々とした青春を描い
た映画(簡単な説明で失礼します)ですが、彼ら「モッズ」は「ザ・フー」のファン達の総称だと本で読んで知
っていました。
対決する「ロッカーズ」はローリング・ストーンズのファン達でした。
映画の中で「モッズ」の若者は、よれよれの軍放出のミリタリー・パーカーをまとい、細身のパンツやリーバイ
スのジーンズをはき、3ボタンのジャケットに細いタイまたはポロシャツにサスベンダー、ポークパイハット、
そしてべスパにまたがってかっ飛んでいましたね。カッコよかったです。
憧れました。べスパは無理でもせめてパーカーに缶バッチをたくさんつけて颯爽と歩きたい、とね。
ところで「森やん」はどちらかと言うと「ロッカーズ」の格好でしたね。正確には「ブリッティシュ・ロック・
ファッション」か。正統派「モッズ・ファッション」ではなっかったので、彼らが「ザ・モッズ」と名乗るのに
若干戸惑いがありました。
当時はそれを言えなくてね。「森やん」こと森山氏はカリスマがありましたから・・・
まぁ、ファションにくくりをつけると面白くないので、自分の好きな格好をしたらいいのは解っています。
でも当時、「それモッズと違うんじゃないかい。もっと違う名前の方がかっこよくないかい?」と思っていたこ
とをカミングアウト!
*
ザ・モッズを過去のバンドのように書きましたが、彼らは現役バンドです。
また森やんは体調不良だと聞きます。とても心配です。
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ロックで独立する方法
図書館で借りた忌野清志朗の遺作「ロックで独立する方法」を読んだ。
雑誌「Quick Japan」でのインタビューをまとめたものです。
インタビューアーの山崎浩一氏は清志朗の古くからの知り合いで、清志朗死後渾身でこの本をまとめた感じが伝わって来ます。
音楽業界で独立する意味と独立の困難とその喜びを、清志朗が語っています。
RCファンとしては、RCの活動停止の真相など知りたい情報をここから得たい気持ちがあったのですが、それよりも清志朗が語る「独立」の思いが、そのまま「社会で生きる」とはどんなことか、と読める書となっていたことが面白かったです。
スティーブ・ジョブや稲盛和夫が語る「ビジネス啓蒙書」に匹敵いやそれ以上です。少なくとも私には。
*
文中から部分引用します。一部勝手に私が訳しています。だから清志朗の言葉の再解釈です。ご容赦ください。
・「自分を信じる才能」・・がなければやってこれなかったと思う。それがなかったら裏方にまわったほうがいい。
・売れないのを・・「世間のせいにしちゃいけない」って誰かいう。でもそんなに簡単こっちが納得したら、もう「世間」にあわせる方向に行く。・・・そう簡単に反省しちゃいけないと思う。
・今の時代の停滞感・閉塞感は、アバンギャルドはいなくって「ポップ」ばっかりになってることから来てるんだ。
・バンドができる「偶然と必然」・・・たまたま同じ町に生まれ育ったってことは、よくよく考えたらすごいことじゃないか?・・・ビートルズもRCサクセションも
・ミュージシャンやソングライターとしての喜びよりも、まずバンドマンであることの喜びを体験したことが決定的なことだった。
・音楽ってナマモノだと思う。計算も予測もできない得たいの知れないもの。そういうものを扱っているんだという自覚が、レコード会社にはなくなっちゃったんだな。自分たちだってそれに憧れてこの世界に入ってきとことさえ忘れている。
・なんで「オレのもの」が一生オレのものにならないんだ?そいう契約が存在していることが不思議だ。つまり「オレがいかに無知だったか」を思い知る。・・・・「言えばけっこう通る」って発見もあったが、あっちはなかなか教えてくれない。だから自分で発見するしかないんだ。
・そもそも音楽雑誌は、なぜ音楽のことを訊いてくれないんだ。
・ロックがニュースになるには、ほとんど数字がらみばっかりだよ。コンサートに何十万人集まったとか、アルバムが何百万枚だとかその売り上げが何十億とか。でもそこで何が歌われているのかとか、音楽そのものの話はまったく出てこない。
・少なくともオレは歌でニュースをつくった。「忌野清志朗の『君が代』が物議をかもしてる」って。
ジョニー・ロットンが『ゴット・セイブ・ザ・クイーン』をジョン・レノンが『平和を我等に』を歌ったことがニュースになる。「ニュースを歌った」やつはいたけど「歌がニュースになった」やつはほとんどいなかった。
・デビューしたての頃からファンには裏切られ続けて来た。それは自分にラッキーなことだった。ファンを信じすぎずにすんだってことがね。
・「独立」さえすれば自分が独立できるわけじゃない。「独立」した後の問題を解決することが本当の独立なんだ。
・「独立」してワンランク上の自由と不自由を獲得してきた。
・RCの最盛期は忙しすぎたけど、あれはバンドの仲間がいっしょだったからできたんだよ。独りじゃ絶対できなかった。バンドだったから頑張れた。みんながひっぱり合い、支え合い、励まし合ったから乗り切ることができたんだ。自転車でツーリングするようになって、あらためてわかったよ。
・「何がウケるか」ってマーケティングの発想で曲をつくったら、なにもつくれやしないよ。・・・自分が歌いたいことを歌うことが一番正しい。
*
あ・り・が・と・う 清志朗! おかしいことを「おかしい!」って言うのは、大事なことなんだ。
それを皆忘れているから、いっそう清志朗の言葉が光って感じるのだ。
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パンクを喰う
パンクを喰う
去年ブログで「ソーラー武道館レポート」内で、中村達也のかつてのバンド「オキシドール」のことを少し書いたら若い人に受けたので、昔体験したパンクのことを書こうと思います。
私むかしパンクスでした。と言っても鼻にピアスしたり、髪を突っ立てていた訳じゃないです。
パンクが私の解放区で(もうひとつがシュールレアリズムの絵画)そこに自由を見出したのです。
最初にパンクを知ったのは、高校の時のNHKの海外ニュースでロンドンパンクの情報でした。同時にファッションとしてのパンク。その情報源は「ホットドッグ・プレス」か何かの雑誌だったと思います。
もともと兄の影響で日本のメッセージ・フォークに興味を持っていましたが、私の時代は「ニューミュージック」に移っていて、70年代のラブ&ピースの熱いフォークはなかったです。そんな80年代初めに「ニューウエーブ」と称して海外の音楽や日本のロックが私の目の前に溢れ出したので、興奮して飛びつきました。
王道のRCサクセションやシーナ&ロケッツらに交じって、リザードやフリクションらの「東京ロッカーズ」の情報も入って来ました。でもなかなか音源が手に入らなくて・・・ただ彼らはロンドンのピストルズやクラッシュやニューヨークのラモーンズとあまり時差なくパンクをやり出したと聞いていたので無性に聴きたかったですね。
そんな状況から「これは俺たちの時代の音楽なんだ」と確信して行きました。ビートルズ無き時代の自分達の音楽として、これに乗らずにはおられない感じでした。
ロンドン・パンクのセックス・ピストルズは聴き出した頃はすでに解散していて、主に聞いていたのはクラッシュとストラングラーズやダムド。ビートにはしびれましたが、英語の歌詞が解らなくて対訳歌詞ではメッセージは届きにくかったですね。
そんな時、手に入れた日本のパンクアルバム2枚。イヌの「メシ喰うな」とアナーキーの「アナーキー」。「メシ喰うな」はインパクトが強かったなぁ。あの頃から町田康(町田町蔵)の言葉はとんがっていたね。
アナーキーはクラッシュの曲を入れていました。これなら解りやすい。
少し遅れて「めんたいロック」が登場。ザ・モッズ(当時の私の一押バンド)やルースターズ・陣内孝則のロッカーズが注目株でした。社会面では雑誌「フォーカス」が遠藤ミチロウのスターリンを取り上げて過激なロックとしてのパンクが話題になっていました。
そんな中、石井聰亙監督の「爆裂都市・ バースト・シティ」で町田町蔵や遠藤ミチロウ・陣内孝則などパンクシーンのミュージシャンが熱演。感性鋭い監督が時代を読んでの出演要請だったと思います。
京都の友人の話によると、デビュー前のローザ・ルクセンブルグの「どんと」と町田町蔵が同じディスコでバイトしていてそこでパンクを流していたと言うからスゴイことです。
名古屋にもスタークラブや原爆オナニーズがあって活発に活動していたのですが、なぜか私は彼らを見ていない。タイミングが合わなかったのか怖かったのか。ちょっと外れでいますが「なぞなぞ商会」は見ています。
少し遅れて東京のインディーズシーンからブルーハーツが出てきました。ストレートなビートにメッセージ色強い歌詞それにフォークのようなコード進行は、今までありそうでなかった日本のパンクの登場でした。
ヒロトの顔はパンク顔の典型。それに絡むマーシーの隠喩効いた言葉とメロディ。やりましたね。100パーセントGoodです。
ヒロトもマーシーも私と同世代(どんとも町田康も)です。同じ時代の空気を吸ったのだと思います。パンクに惹かれる理由が一致すると想像しています。
その後、自然とブルーハーツの類似系が出てきますが、それはそれで良かったです(ジュンスカとか)。「ほこ天」から「いか天」に流れが移ってもビートパンクは人気がありました。
名古屋では中京テレビが「5時SATマガジン」内で人気DJの柴田チコがビートパンクを紹介していました。ラフィン・ノーズも出ていたと記憶していますが、チコさん結構大胆にやってましたね。
インディーズ系ではそのラフィン・ノーズと人気を2分していたのがウイラードでした。私も彼らがかっこいいと思っていましたね。ラフィン・ノーズの「聖者の行進」が同時の私の応援ソングでした。
(この回想で多少時間軸の交錯があると思います。私自身の記憶が曖昧なのでそうなるのですが、自分も音楽をやっていたので、皆にやっかみ半分、あこがれ半分の複雑な20代の感性でした。)
*
50を超えた現在はパンクロックを聴くことはほとんどないです。自分の中ではブルーハーツのファーストとセカンドアルバムまでで満足してしまって、その後の動向にはうといです。(ハイスタンダードを知ったのは最近のこと)海外勢もグランジのニルバーナやR・E・Mまで。
新しいのはまったく解りません。
パンクってなんでしょう。 反逆性・・・メッセージ・・・ファッション・・・スピード・・・ビート・・・歪み・・・若者の叫び・・・・明快な答えはありませんが、強烈な思い出があります。
オキシドールのライブでのこと。バンドが「(シティ)サーファーをやっちまえ」と観客を煽っている物騒な雰囲気の中、黒ずくめのコアなファンは片隅でとぐろを巻いていましたが、演奏が始まると真っ先に会場の真ん中で踊り出したのは、背広を着たサラリーマン風のお兄ちゃんでした。
彼のファッションはパンクスには見えないけれど、正真正銘のパンクスでした。大人社会にNOと言う押さえきれない衝動を、自分もたしかに共有していました。
ストーンズが未だに「I can’t get no satisfaction.」と歌っているロッ業界。パンクの意味も時代ともに変化していくでしょう。それでも変わらないモノがあって、それが自分中の永遠の「PUNK」なのです。
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白いギター
お借りしたビクター社のオムニバスアルバム「フォーク」に「チェリッシュ」の「白いギター」が入っていました。懐かしいねぇ。
「チェリッシュ」は名古屋出身のユニット(グループと言った方がいいか)で、CBCのラジオでも番組を持っていたかと思います。私が小学生だった頃に「てんとう虫のサンバ」が大ヒットして一躍スターになりました。
中2の時、担任の角刈りの先生(たしか菅谷先生と言われたと思う)がお堅い感じの先生だったのですが、「私の妻がチェリッシュのえっちゃんの姉だ」と自慢げに話されたのが思い出しました。その先生とえっちゃんのとの落差があまりに大きかったので、印象に残っています。先生どうしているかな?
地元と言えば、名古屋のベットタウン化した尾張旭市。そこ出身の芸能人といえば、ワイン好きで株を上げた「川島なお美」さんがみえます。友達がなお実さんの実家の近所に住んでいて、会ったこともないのに意識してしまった中学時代。
当時からお嬢様の雰囲気がありましたが、たしか「お笑いマンガ道場」でデビューしたんじゃなかったかな?東海地方のローカルな番組でしたが、長寿番組でしたよ。
それから、中学の同窓会で友人から聞いて驚いたのが、「青木さやか」さん。中学校の英語の先生(女性)の娘さんだと言う。たしか先生の名も「青木先生」だったような・・・今は校長先生になられていると言う。
若い先生ではなっかったけど、はじけた先生で好きでした。美人でしたしね。型にはまった感じがなかったので、管理職の校長になったと聞いてピンと来ませんでしたが、きっといい校長先生になられていると思っています。
それから兄貴の関係で存在を知っていたのが、名古屋の「八神淳子」さん。高校生の頃熱心に観ていた「ヤマハ・ポプコン」出身だと思いますが、名古屋のヤマハのスタジオにいるらしい(当時名古屋でもっとも進んだスタジオが東山のヤマハだった)と噂してました。
彼女の楽曲と声が好きで、高校生の頃から彼女のアルバムを買っていました。私の洋楽体験は彼女を通してかも知れません。それくらい洗練されたサウンドとアレンジはかっこよく、日本のフォークシンガーのサウンドとは一肌もニ肌も違って聞こえました。
八神家は名古屋の名家としてで有名でしたが、大阪の桑名晴彦もお金持ちだったでしょ、洋楽を本格的に吸収するバックボーンにそれがあるてしても不思議でないと思います。ハイカラさんですよ。(育ちがいいのでセンスもいいし、真っ直ぐ正直に育っているとも言えます)
まぁどこの地からも有名人が生まれていますので、皆さんもそんなネタはお持ちでしょうが、「白いギター」から思い出して書いてみました。
しかし「白いアコースティック・ギター」なんて今は見ませんよね。
当時からダサいんじゃない?と思っていましたが、やはり皆もそう思ってた?
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かぐや姫フォーエバー
30数年ぶりにレコード「かぐや姫フォーエバー」を出して来て、ターンテーブルに載せた。
デジタル音源に慣れた耳には、レコードの音は音圧を感じなかったけど、エアー感は感じることができました。それと時が逆戻りした感覚。
ひさびさの「かぐや姫」。
先日NHKのTV番組「SONGS」は「ひめ風」でした。「ひめ」は「かぐや姫」で「風」はショーヤンのユニット「風」から取ったとすぐ解ったけど、そのまんまやんけ。
「南こうせつとかぐや姫」中学生のときファンだったんです。兄貴がアルバムを買ったので、熱心に聴いて全曲諳んじれるほど。こうせつの声と音域が同じだったのも当時の自慢でした。
でも高校に入ると友達はロックを聴いていて「フォークファン」ですとは何となく言えなくて。当時はニューミュージックが全盛で黒柳徹子の「ベストテン」の時代。当然、みんな歌謡曲やニューミュージックを聴いてたはずなのですが、フォークとは言わなくなっていました。ピンクレディやキャンディーズは絶好調でした。邦楽ロックではツイスト・サザン・甲斐バンドが流行っていましたね。
でも音楽通の同級生は洋楽でしたから。ビリー・ジョエルやボストンに始まりツェッペリンからディープパープル・キッスなんか流行っていて長髪にしているやつも。
かぐや姫からソロになった南こうせつは、「夢一夜」をCMタイアップでヒットさせていました。ソロアルバムも2枚ほど買ったかな。でも次第に聴かなくなって行きました。
高校を卒業するとパンクとニューウエーブの影響をもろに受けて、それからはロック一筋になって、フォークは、ますます遠くなっていきます。例外は友部正人だけでした。
それでも時よりサンプラザ中野やデーモン小暮が「かぐや姫」のハモリを披露したりすると、彼らもフォークフェンなんだ、と少し安心したりして。
それからさらに時間が経ち「アリス」や「甲斐よしひろ」が再び歌い出し、「ひめ風」も懐かしい曲を披露させました。
こうせつは番組の中で、70歳でも80歳それ以上でも歌っていくと語っていましたが、日本のポピュラー音楽界も年齢層の幅がこれからさらに広がっていくだろう、作られていくだろう、と感じました。
「ポール・マッカートニー」や「ローリング・ストーンズ」がまだ現役であることも底上げに一役買っているでしょう。
若い世代が育っていないと嘆く向きもありますが、彼らの耳に残っていくだろうと推測できるので、ロック・クラシック/フォーク・クラシックとして伝えられ、『音楽』として再演される時代が来るのではないでしょうか。
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ピタゴラスイッチ
ピタゴラス音階がそれです。
「音程は数の比で表される」
例えば、オクターブは1:2、五度は3:2、四度は4:3になることを発見しました。その理論により12音階が作られました。弦を張って実験したモノコードという楽器はギターの原型になりますね。フレット計算の元になっています。
このように作られた音階は純正律音階できれいな和音が発せられますが、転調するには不便なことがあって後に平均率が作られました。現在のギターのフレットは平均率で切られているとのこと。多少の不協和音は目をつぶったということです。
私はパイプオルガン工房出身で、親方のかばん持ちとして各地の教会やホールのパイプオルガンの調律に立ち会ち合いました。その中で古楽器としてバロック音楽のみ演奏するパイプオルガンの調律を手伝った時に、びっくりしたことがあったのを思い出しました。
パイプオルガンのパイプは鍵盤の数だけあります。その上「ストップ」と呼ばれる音色を選ぶノブの数に鍵盤数を掛けた数のパイプが一台のオルガンに存在します。それだけの数のパイプを備えたオルガンは、2階建の家くらいの大きさになり、パイプを調律するときはそこまで上って仕事することになります。
「コンソール」と呼ばれる鍵盤があるところと音の出るパイプは離れていますので、弟子はその鍵盤のところで親方が上から指図する鍵盤を弾き調律を手助けします。
上から「ツェー」と言われればCを、「ゲー」と言われればGの鍵盤を弾くのです。(ドイツ語で発音してます)その時、基本のピッチに合わせた音に対して和音を弾いて、その和音の波を消していくのがオルガンの調律です。
そのときのこと、隣り合った鍵盤を同時に弾く指示が出ました。今までの経験ではこうしたら不協和音が出るはずですが、なんと波のうねりがなくなり和音として鳴ったのです。「?」
古楽器の調律には、「ヴェルクマイスター」とか「ミーントーン」とか「キルンベルガー」とかあって、転調はできないけれど美しいハーモニーを奏でる調律があります。さきほどの例がどの調律だったか覚えていませんが、驚きと納得が同時に得られた瞬間でした。音が澄んでいるのです。
平均率だけが音楽じゃないですね。
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