中津川ソーラーブドーカン2017から考えた『 環境型フェスの未来』
2017・9月23日・24日 岐阜県中津川市において野外フェス”中津川ソーラーブドーカン2017”が行われました。
私は2日目の24日に行って来ました。私の住む恵那市はその隣街で、家から会場となった「中津川公園」までは車で20分。
この地で2013年から行われている”ソーラーブドーカン”はずっと晴天に恵まれて来ています。ほんの一週間前は台風のすごい風で恐ろしい思いをしたものですが、両日共秋晴れでした。この天気が「太陽光」のありがたさをオーディエンスと出演者がしみじみと感じることになります。
東北の震災と福島第一原子力発電所のメルトダウン事故を受けて、フェスの電源を「太陽光」で賄おうという発想が佐藤タイジあり東京の「武道館」で始まったのがスタートだと聞いています。「武道館」で使われたその「太陽光パネル」が中津川市の企業のものであったのと、日本発の野外フェス「中津川フォークジャンボリー」がこの地であった縁で中津川市で行われるようになりました。
このフェスとしての特徴は「太陽光発電」と「蓄電池」にあると思います。
太陽の光りをパネルで受けて発電させます。パネル内のシリコン半導体に光りが当たると発電する現象を利用するとのこと。それを蓄電器で貯めます。その電源をフェスのPAシステムや照明に当てている訳ですね。
逐電器の電圧(V)が100Vよりも高いためギターアンプの出音がいいらしいですよ。それがミュージシャンの受けがいいようです。たしかに英国の電圧は240Vなのでアンプの鳴りがすごいと聞いたことがあります。”中津川ソーラーブドーカン”においてそれが実現できているとなれば、出演者は気持ちよく演奏できているのでしょう。
それは、いいことですが、そこで思考停止してしまっては「脱・原子力発電」になならないですね。原子力が放射能という副産物を生む存在であること。放射能の半減期はおそろしく長いこと。また放射能の環境・人体への影響は甚大で致命的であることなどなどを考慮して「原子力発電」に頼らない「野外フェス」を目指しているのが「太陽光発電・ソーラー」でのフェス実現でしたね。
しかし、「太陽光発電・ソーラー」であればまったくクリーンであるとはいかないでしょう。「太陽光パネル」の耐用年数は案外短いと聞きます。「蓄電池」本体の寿命もどうでしょう。そんなに長いとは考えられないです。それらが古くなれば「産業廃棄物」として捨てられて行くことになります。それは後世の負担になることは想像に難くないです。
中津川市周辺は、木曽の入り口で山々に囲まれて長閑な田園を形成していますが、最近それらの山の樹木を伐採して「ソーラーパネル」を設置することがブームになっています。植林された国産の材木の価格が低迷しているため、少しでも山で利益を出そうと樹木を切り倒し「ソーラーパネル」を斜面一面に取り付けるのです。山だけではありません。農地でも見れます。当初は補助金目当てでしたが、投機の対象になっている感じです。
そういう事実を知らず、風光明媚な景色を想像して山間地をドライブしてて突如出現する「太陽光パネル郡」におののくことでしょう。
それから、まだ認識されていない事実があります。それは「太陽光」は人間だけのものでないということです。「太陽光」だけでなく「地熱」も「風力」も「海流」も人間のエレルギーとして利用されるべきものとして存在している訳ではないってことです。
例えば「太陽光」をパネルで受けてしまえば、その下の大地に光りが届きません。当然草も木も育ちませんし、土に生きる小動物・昆虫・微生物・細菌も太陽光の恵みを受け取れません。地温が上がらず周辺の気温にも影響するでしょう。雨の恵みも同じです。そこにパネルがあれば土壌が洗い流されてしまうかも知れません。その影響は計り知れません。
少し視野を広げて考えてみれば、この地球は太陽の恵みを受けて奇跡的に存在する星であることが解りますね。偶然とも必然ともいえない摩訶不思議な出来事の積み重ねが、この星を生み、育み、生命を誕生させたと言えるでしょう。そこは人智をはるかに超えています。
それを小さな知恵で「エネルギー」源として消費してしまったら、奇跡的に存在するこの星・地球のバランスを欠いてしまうと思うのです。「太陽光」も「風」も「海」もだれのものでもありません。
それでも人間は何かしらのエネルギーを必要とする存在だとしたら、もっと謙虚にそのエレルギーを頂戴するようにしないといけないのではないか・・・
「リサイクル」や「リユース」はその発露でしょう。
核のゴミを捨てる場所がない「原子力発電」を続けることは、破滅の道であることは間違いありません。それを踏まえて「ソーラー発電」にスポットを当てるのは至極真っ当だと私も思います。
であってとしても、「ソーラーご機嫌」と言ってしまうことにいささか抵抗を感じています。こういう形のフェスが増えて欲しいし、脱原発の流れが大きくなることは祈っていますが、「太陽光はだれのもの?」という素朴な疑問も大事にしたいと感じます。
ちょっと先の未来は「太陽光」に感謝して少し音量を落としたフェスして行くとか、フェスの規模を適度にするとかして、エネルギー消費削減を探ってはどうでしょうか?
持続可能な社会を実現していかないと音楽自体が存在しなくなってしまいます。
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フェスのリポートは公式サイトが充実しているので、そちらを参考にしてください。
https://www.barks.jp/news/?id=1000147184
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中津川ソーラーブドーカン2016 リポート
2016/9/10 9/11に行われた『中津川ソーラーブドーカン2016』のリポートです。
残暑の厳しい9月第一週末に行われた中津川市の野外フェスですが、11日は午後から雨マークだったにも関わらず最後まで雨が降らず(正確にはちょこっと降ったがそれがサプライズになった)、太陽を呼び込む『晴れるフェス』の神話が続いています。(過去3回一度も雨にたたられていないので・・・)
私は10日土曜日のみの参加でしたが、11日のことは回りの人からあれこれ聞きだしました。それもあわせてレポートします。2日間で2万人との情報もありますが、正確なところは解りません。ただ去年の1.4万人よりずっと多いことはたしかです。土曜日の方が人出は多く、会場や通路も多くのオーディエンスで溢れていました。
年齢層はやや高めかな と思いましたが、親子連れにはもってこいの会場です。山のスロープを利用した滑り台が人気です。芝生でくつろげるのも魅力です。ただ日差しが強く日陰・木陰を求めて人が集まっていました。木の下に入るといい風を感じられるんですが、どこも埋まってしまって・・・おかげで日焼けしました。
一等最初のアーティストは「リスペクト・ステージ」の「チャットモンチー」でしたが、最初から満員。一足が早いフェスですね。この日はこのフェスでおなじみになった「RIZE」「DragonAsh」が出演するものですから人出が多いのも当然でしょう。メイン会場の「レボリューション・ステージ」は彼等のライブ観たさですごい人です。そのお隣にあるのがサブステージの「リデンプション・ステージ」です。こっちも人が入りました。「MNGOL800」では溢れた人でメイン会場までごったがえしていました。(彼等はメイン会場でやった方がよかったんじゃ?)
さて今年は会場が二つ増えました。そのひとつ「レジリエンス・ステージ」は「リスペクト・ステージ」のある山側のてっぺんにある陸上トラックの建物の前でした。なんだかクラブっぽい作りですが、フラットなので良く見えません。「SpinnaB−ILL」のライブをたまたま観ました。入ったら出られなくて最後までいました。それがよかったんですよ。レゲエですね。合います。暑い日差しの下の音楽です。ピースフルなコメントがこのフェスにマッチします。”リニアなんかいらいでしょ。新幹線があるでしょ。”まったくその通りです。
もうひとつの会場の「リアライズ・ステージ」は、入り口横にトラックを横づけし荷台をオープンさせて作られていました。ここが一番狭い会場ですが、「DJダイノジ」のときは、ものスゴイ人が集まって収拾つかないくらい。皆が同じ動作で踊っていました。
私は「中川敬」をここで観ました。すると会場にSEALDsの奥田君のそっくりさんがいて、びっくり。中川さんは「ソウルフラワー・ユニオン」で観てみたいですが、ソロでもいいですね。清志朗の「デイドリームビリーバー」を持ち歌としてやっていましたが、清志朗の歌詞の意味をMCしてくれました。”彼のお母さんが亡くなるときに、私はおまえの本当の母親でないとカミングアウト。姉夫妻が亡くなった妹の代わりに育てたとのこと。本当のおかあさんの写真を見せてくれたそうで、若い素敵な人だったと。” 亡くなった2人の母親のことを歌ったんだ・・・・泣けてこらぁ・・・
「リスペクト・ステージ」は会場が山のスロープになったところを利用して主にアコースティックな音楽向きに作られていますが、「ましまろ」はまさにピッタリ。20数年ぶりのマーシーの生声に感動!(ブルーハーツ以来です)その後の「麗蘭」はエレクトリックバンドでしたが、”間のあるカッティング”掛け合いギターバトルは最高!あちこちで40代・50代の昔のお姉さまが踊りまくっていました。わかるよ。昔にもどっちゃんだ。(麗蘭は25周年だそうです)
今年は暑さのせいもあるけど、山側のステージ「リスペクト・リアライズ・レジリエンス」からメイン・サブの会場に移動がスムーズにいかなくて両方を全部観ることができなかったです。途中に人が多くて掛け持ち観戦がしにくかった。主に山側にいました。二日目の「八代亜紀」もこっちで演奏されたそうですが、ブルース・シャンソンの間に「雨の慕情」の”あめあめふれふれ”と歌ったら小雨が降って来たと聞きました。その後”虹”も出たそうですから、さすが大御所は違う!と言いたくなりました。
初日の大トリは「シアターブルック」。佐藤タイジは「プリンス」になり切っていましたね。「パープルレイン」をやりましたが気持ちの入ったギター演奏でした。
ソーラーブドーカンは、夏フェスの定番に育って行くでしょうね。太陽光で電気を作れるのはすばらしいことです。でもひと言報告させて下さい。ここ中津川・恵那エリアだけでも急速に太陽光パネルの設置作業が進んでいます。これだけ聞くと「そう。いいね」と思われるでしょうが、山を切り開き、畑をつぶし、無味乾燥したパネルが並ぶ光景は異様です。
木材はお金にならないので、補助金がもらえる太陽光パネル設置は、土地を遊ばさないでお金にしたい人にとってはいい話になっています。せっかく育った杉や檜の山林を丸裸にして、太陽光で発電しても意味あるのかな?
都会の人は、中津川は自然豊かでいいね!とおしゃって下さるけど、山の中で暮らしていると思っていたら、太陽光パネルのジャングルの中でポツンと暮らしている、なんてことになりかねないです。
*
先の奥田君そっくりさんは本物でした。この「ソーラーブドーカン」が音楽を愉しむだけのフェスではなく「エネルギー」を考えるフェスのはずです。その延長線上には「環境問題」や「政治」も含まれるでしょう。問題意識をシェアし合いたいですね。
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中津川ソーラー・ブドーカン 2016
今年の中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2016は、9月10日(土)11日(日)になっており、これまでの週より早めです。
この時期の中津川はまだまだ夏です。暑いです。だいじょうぶかな?
http://solarbudokan.com/2016/
私のお目当ては「ましまろ」。クロマニヨンズ・マーシーのユニットですね。
芝生の会場でやるのかなぁ。
そのほか、「モンゴル800」とか「ナンバ69」とか「コレクターズ」とか私好みが出演します。
もち、私の中では「麗蘭」は別格です。
「八代亜紀」のブルースバンドが来るよ!どんなん?
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過去の私のブログ「中津川 THE SOLAR BUDOKAN ・レポート」からの「駐車場」と「トイレ」について
感心をお持ちの方がいらっしゃるようなので、ここで改めて現状を書くと
・市役所の駐車場は遠すぎてダメです。(正規の駐車場を本部に問い合わせてください)
・トイレは充分確保されています。ただ女性用はだいぶ並んでいるようです。時間がかかるからでしょう。
穴場のトイレがあるんですよ。メイン会場から遠くに行きにしたがって空いています。
(暑くてビール飲んだりすると、用を足したくなるから注意してね)
・おまけ。会場から御嶽山の噴煙が見えるかも。西に見えるが「笠置山」で私が住んでいるところです。
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中津川ソーラーブドーカン2015 リポート
9月26日27日に行われた『中津川ソーラーブドーカン2015』は晴天に恵まれました。24・25日は天気が悪くて心配していました。野外フェスで天気がいいこと以上のことはないからね。
地元に住む私ですが、仕事の都合で27日(日)にしか出掛けられなかったのですが、26日のオオトリ『Char』はよかったと聞きます。観られなくて残念。その裏で『麗蘭』がやっていたらしいので行っていたら悩ましい選択だったでしょう。(手元のタイムカード見るとずれているから両方観られたかな?)
さて、27日は一日暑いくらいで日焼けしました。この日の客の入りは前日より多かったと聞きます。26・27日トータル人数は1万9千人といいますから、会場のこの混み具合はなるほどだと思いました。そのぐらい大勢の人が訪れてくれました。
一発目は『RIZE』。さすが煽るのがうまい。この日の出足を彼らが稼いだでしょう。会場は3つあって、メインの『レボリューション』中くらいの『リデンプション』アコースティックメインの『リスペクト』があります。中くらいの会場『リデンプション』が昨年までと場所が変わって戸惑ったけれど、メイン会場の隣に作ったのは、人の動線を考えてのことだと想像します。それはよかったのですが、メイン会場までの通路が狭く、混雑したのが来年改善されるとありがたいです。
『ブラフマン』『バード』ともに確実なファン層をお持ちだと感じました。若い人・親子連れそれぞれに動員されていました。
私のこの日の狙いは『憂歌兄弟』です。『憂歌団』を昔見て以来のステージです。木村さん・勘太郎の歌とギターは唯一無二だからだなぁ。そこに『モンスター大陸』からハーモニカの天才・千賀太郎が加わりおお盛り上がり。メンバー紹介で知ったのですが、ドラマーはなんと元RCサクセションの新井田幸造だったのです。そうなんだー。コウちゃん、お久しぶりです。RCのステージを最後に観たのはいつだったか。もう嬉しぃぃ。ドラミングの乗りはRCまんまでした。
『吉川晃司』は耳慣れた曲が続き さすがスターです。前日の『藤井フミヤ』もそうですが、こういう方がこのフェスに出演してくれると一般的な知名度が上がり好ましいです。あまりマニアックですと地元で浮いた音楽会になってしまうきらいがあります。地元の理解は有名人の出演数と比例しますから。
『The Birthday』のボーカルは元ミッシェル・ガン・エレファントのチバユウスケ。初めて聞いたけど50代にも馴染む音作りでした。ミッドが太い音なんだよね。彼はどことなくストリート・スライダースのハリーに似ていますね。
『リスペクト』ステージの、『Rei』のアコギスタイルには驚愕しました。あんな若いちっちゃな女の子がアコギでバリバリのブルース・ロックをやれるんじゃ!音はジミヘンみたいじゃないか!こういう出遭いがあるからフェスは楽しいです。
同じく『リスペクト』ステージでは、『MONOEYES』の細見と『ブラフマン』のトシロウのアコギ・ユニットが出演しましたが、その観客数はこのステージでは今までで最高でなかったと思います。丘の芝生を利用した観客席なのですが、その丘が人・人・人で埋まっていました。こっちのステージは、親子連れや大音量のロックが苦手なナイスミドルやシニア世代が多いのですが、このユニットのときは若い人が溢れていました。
メイン会場での、『ドラゴン・アッシュ』の人気はスゴイかったです。一番の動員数です。去年の動員を越えているでしょう。私はこの手の音楽が苦手なので少し観てから『泉谷しげる』に移りました。その泉谷、客の乗せ方がうまい!客をステージ間近まで煽っておいて写真を撮らせて、それをネットで拡散させる狙いです。でもそれだけでないです。きっちり音作りも計算していて2人の演奏で最大限の効果を出していました。アコギのブリッジを拳で叩いてドラムの音を出してリズムをキープしています。口では減らず口のコメントを連発していましたが、音楽をしっかり表現できるところが本物ですね。
『シアターブルック』が最後を締めます。佐藤タイジのコメントを期待しましたが、今年は控えていましたね。政治色を強くするとフェスを続けられなくなるからでしょう。中津川・恵那市は安倍さんのお友達の古屋圭司の地盤ですからねぇ。このフェスの目標は原子力や化石燃料に頼らなくてもロックフェスが実現できるところを証明することです。それができたのですから、コメントはなくても大丈夫です。
それより、これをさらに進めて電力の使用量を減らしても、すばらしいロックフェスが実現できることを示したら、さらに意味が深まるんじゃないでしょうか?照明を下げ音量も下げる。でも音楽のすばらしさは共有できる。そんなことがきっと実現できると、私は夢想しています。
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中津川ソーラーブドーカン2014 リポート
会場は『中津川市民公園』で工業団地の中にある山の斜面を利用した競技場やホールを持つ複合施設です。
このフェスでは、3つのステージを歩き回って、お目当てのアーティストのライブを観ますが、アップダウンがあって結構運動になります。(次の日、腰が痛くなった。とほほ)
私は26日(土)は行かれませんでしたので、聞いた話としてここに書きますが、お客さんの入りはこの日の方が多かったそうです。開場前から入り口には長い列ができたほど。お目当ては『RIZE』『10−FEET』『Dragon Ash』でしょう。
『Dragon Ash』には7〜8000人ほどのお客さんが入ったとのことで、一番の入りですね。人気のほどが解ります。
私なら断然『Char』ですが・・
そのC h a rのライブの話。ものすごく盛り上がった後 ラストの『スモーキー』演奏のため持ち替えたギターの調子が悪く,怒って楽器を投げたとのこと。でもこれは自分が見せたかったパフォーマンスができなかったことに腹が立った様です。
ギターやスタッフに当たった訳じゃない。どうもそうらしいです。
なぜなら、この日のラストを飾った『CHABO&シアターブルック』のライブにCharも出演してノリノリで「雨上がりの夜空に」のリフを決めまくったそうです。エンディングを何度もCharが引っ張って、結局4回もやったそうな。
バックヤードではご機嫌だったと聞きました。
観たかった・・・
28日(日)この日 私はメーンステージの『TRICERATOPS』から観出しました。彼らは去年、中くらいのステージでやったので今年は昇格しましたね。「ソーラー電源で出すギターの音がいい!」と絶賛。「将来どこのフェスでもソーラーになっていくと思う。この音の良さは皆が解る」との言葉は、ソーラーの可能性を『音楽』の側から表現した言葉として受け止めました。(イデオロギーだけじゃないところがいい)
『THE King ALL ATARS』の加山雄三は、貫禄があったなぁ。さすが若大将、経験値がほかと違います。プレスリーをやったけど、抜群の声の抜けでした。ギター3人・キーボード2人・トランペットのリズム隊の若者を引き連れての演奏もかっこいい。歳は関係ないね。
『東京スカパラダイスオーケストラ』がこの日の一番人気だったでしょう。音楽性豊かな彼らの演奏はオーディエンスを唸らせます。身体が勝手に動いてしまうんだよね。さすが!
『THE COLLECTORS』『真心ブラザーズ』は、中堅バンドですね。息が長いです。私の好みのジャンルですが声がいいよね。ちゃんとお客さんに届けられる「声」なんです。音に埋もれない上、かつぜつがいいから大音量でも聴き取れる。何を歌っているか解らないボーカリストが多いから、彼らは生き残っていけるのかも知れないですね。
『MY LIFE IS MY MESSAGE』は、東京のライブハウスやフクシマでやっていたステージをここに持って来てくれた感じでした。アットホームな雰囲気で芝生に足を投げ出しながらリラックスして聴いた「山口洋・矢井田瞳・チャボ・おおはた雄一」各氏のアコースティック・ライブとジョイント・ライブ。
「おおはた雄一」は聴きたかったアーティストでした。うん、いいよ、めっけもんって感じです。『SUNSUN花の湖コンサート』で観た「高田連」にも通じるけど、派手さはまったくないが 確かな演奏と 心に届く歌を持った若いシンガーがいるのは、嬉しいことです。
チャボは前日の盛り上がりとは一風変わったライブになったのではないでしょうか?チャボが感性豊かなアーティストです。ブルーズマンなんだけど詩人です。ポエトリーリーデングをやっていたこともあるでしょ。ギターとともに彼独特の世界があるのです。
『シアターブルック』(その前の『ACIDMAN』はよく解んなかった。すみません)でソーラーブドーカンは終了します。(裏でやっていた『UA』のライブはすっごくよかったと評判になっている)タイジが放つメッセージは、正直で誠実だから多くの人に届くのだと思います。ストレートな表現がまぶしいね。
「音楽で世界を変える」って若くない私には言えない台詞ですが、やはり若者にはこういう言葉を発して欲しいと思います。
今日、新聞読んでたら沖縄県知事選挙に「喜納昌吉」が立候補するってありました。年上でもタイジと同じ夢見てる人がいるんだなぁ。
「ONE PEACE ONE LOVE」時代を超えよう。
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中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013 リポート
会場の中津川公園は恵那山の裾野にある工業団地の一角にあって、野球場やトラックもある大きな公園です。傾斜地を利用した長い滑り台もあって遠足の定番にもなっている。私も保育園の保護者会の役員のとき子供を引率してやってきたことがある地。
向こうに見えるが我が工房のある「笠置山」。「リスペクト・ステージ」の遠景に自分の住む土地が見えて歓喜・歓喜。この「リスペクト・ステージ」では主にアコースティックバージョンのライブが繰り広げられる。
地図とタイムテーブル。広い会場なのでどこで何をやっているか確認しながら移動した。(入場時、冊子ももらっている)「リボリューション・ステージ」と「りデンプション・ステージ」は交互にライブをやるので観客はそのたび移動。
ただ贔屓のバンドをかぶりつきで観たいファンは、早々と陣取っています。
こちらは「リデンプション・ステージ」。泉谷しげるのライブに集まった観客。ビッグ・ネームは「リボリューション・ステージ」でライブすることが多いけど泉谷はこちら。ビッグ・ネームと言われたら?マークかな。しかし、ステージはすごい迫力!出てくる音圧もスゴイ!泉谷は考えてバンドを作っている。それにしてもソーラーはパワフルだ。
陽が暮れてステージにライトが灯り、この日一番の動員を誇ったのはMANNISH BOYS。やはり斉藤和義の集客力はさすがだね。しかし彼のファンはドキモを抜かれただろうな。中村達也のドラミングは神掛かっていたから。
20歳の頃、名古屋のライブハウスでパンクバンド「オキシドール」のライブを観た。そこのドラマー兼ボーカルだったのが中村達也だった。顔面に蝶かなにかのペイントしてたな。ものすごく尖っていて恐ろしさを感じた。
その後、スターリン、ブランキー・ジェット・シティとずっと見てきたけれど中津川で彼の生の演奏を聴けるとは思ってもみなかったことだ。
そしてトリを飾ったのは佐藤タイジのTHEATRE BROOK。恥ずかしながら私、佐藤タイジって知らなかったのよ。ここに登場していたミュージシャンは口々に彼への感謝とリスペクトを捧げていたから、それだけでも彼の大きさが解った。
感動した一言「ソラーで鳴らすがギターの音が良いねん。 そういうことって政治とかいろんなものを飛び越えてるよ。音楽の力やで。」
音楽家は音楽で思いを表現するのがいい。ソーラー発電はパワフルでノイズの少ない音をミュージシャンに提供した。それで気持ちもいい音楽を演奏すれば観客もハッピーになれるね。原子力発電のエネルギー云々言う前に、太陽光が音楽にとってすばらしいなら、それがすでに解決策になってるってこと。
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中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013
地元中津川 で開催されるロックフェス・THE SOLAR BUDOKAN 2013の日曜日チケットをゲットしました。
日時は2013年9月21日(土) 開場15:00 / 開演16:00 / 終演21:30(予定)
2013年9月22日(日) 開場10:00 / 開演11:00 / 終演21:30(予定)
※雨天決行(荒天の場合は中止) になっています。
21日が
a flood of circle / CHANGE ENERGY'S/FLiP /KENJI JAMMER&Dachambo Rhythm Section /Leyona /
MIYAVI × 中津川JAM /ZIGZO /インディーズ電力 /遠藤賢司 /曽我部恵一 /堂珍嘉邦 /中津川ソーラーフォークジャンボリー(小室等・我夢土下座・土着民) /浜崎貴司 /髭 /the Canadian Club(from 中津川) /冷牟田竜之 /DJ 吉沢dynamaite.jp
22日が
THEATRE BROOK /ACIDMAN /bird /BUCK-TICK /MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也) /OBANDOS/OKAMOTO'S /Saigenji /SOIL&"PIMP"SESSIONS /TAIJI at THE BONNET /THE MAN(冷牟田竜之) /TRICERATOPS /YAOAO /石橋凌・藤井一彦・伊東ミキオ /泉谷しげる /岡本真夜 /黒猫チェルシー /子供ばんど /ダイノジ(DJ) /仲井戸"CHABO"麗市 /畠山美由紀 /宮田和弥(JUN SKY WALKER(S)) /武藤昭平 with ウエノコウジ /山口洋(HEATWAVE) 出演予定アーティスト。
主催者側の人によると、現在7000人くらいの入場予定者が見込まれるそうですが、チケット販売はやっとここに来て増えてきているとのこと。地元の動きがやや遅く、案外のんびりしているようです。
私もそのうちに入るかな。
日曜のお目当ては、なんと言っても「チャボ」でしょう。「泉谷しげる」や「MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也) 」も「子供ばんど」もいいけれど私はRCサクセションファンでしたからね。「チャボ」命です。
キヨシローがいないのが寂しいけど、その分も頑張って欲しいと思います。
ソーラーの電力でロックコンサートを開く、このSOLAR BUDOKAN 。ブドーカンとはなんぞや?と突っ込みたいけどそれは我慢して(ああそうか、第一回は武道館で開いたんだ。それをフェスにしたのが今回なんだ)、福島での原子力発電所事故以来、心あるミュージシャンは電気を使うロックコンサートに忸怩たるものを感じていたことでしょう。
だからソーラー発電に希望を感じこのコンサートに多くのミュージシャンが格安?の出演料で参加してくれるのだと想像します。
ソーラーだってエネルギーの根本的解決にはならないと思いますが、放射能を生む原子力に賛成できない以上、原発反対の意志表示をミュージシャンがする時には、音楽の形で表現するのがベストであると思います。
エレキギターは電気の力で表現する楽器だから、エネルギーの問題を常に抱えていますよね。ただすぐにそれを否定しないで肯定する力で、問題提起して行くしかないと思います。知恵が必要でしょうね。
出演するミュージシャンを支持する層は、お客さんの世代によって違うでしょうが、出演者の思いは共通しているはずだから、どのミュージシャンも応援しますよ。(知らない人ばっかしだけど・・・)
第一ステージREVOLUTION と第二ステージ.REDEMPTION は、交互に公演するようになっていて同じ客席から身を半転させれば見られるようになっているそうです。
第三ステージRESPECT は基本的にアコースティックでリハなしで続きでやれる形態。つまり第一と第二は一方がやっている間に一方がリハをしているんですね。
二日間の開催で同じ敷地内でキャンプもできるし、小学生以下は無料だから30代から40代の親子連れのお客さんの入りが一番多く見込めそうです。
私は一日のみの参加ですが、大いに楽しんで来ますね。(ちょっと気が早いか。再来週だからね。)
当日チケットもあるし、中津川市役所の駐車場は無料だから穴場です。(後日記載・中津川市役所から会場までは遠くて歩いていける距離でないです。中津川駅までは歩い行くことは可能なので、そこからシャトルバスを利用するのがいいかも)
詳しくは、http://solarbudokan.com/nakatsugawa/guideline.htmlまで。
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